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    週刊「よりよい生き方」     NO.113       03.08.03
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○ひとこと○

多くの虫たちは、脱皮しながら成長します。
人間も、古い考えや習慣を捨てながら脱皮できるのです。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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                 見方を変える
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「禍福は糾える縄の如し (かふくは あざなえるなわのごとし)」
不幸と幸福は、縄のようにひねり合わさっています。
良いことが禍を招くことがあれば、悪いことが幸せの元になることもあります。

ものごとは、いつも多様性を持っています。
一見、反対に思えることが、対(つい)になっているのです。
となり合わせ、背中合わせ、表裏のような対の関係です。

幸福と不幸は遠くにあるのではなく、コインの表と裏のような関係です。
成功と失敗も、すぐとなりにあります。ノーベル科学賞を受賞された田中耕一
さんのように、間違いや失敗から偉大な発見をすることさえあります。

情熱と苦悩は背中合わせで、苦しさは、なにかに情熱を持っている証拠です。
前に進もうとするから、悩んだり壁にぶつかるのです。

一面をみれば良いことでも、違う面から見れば悪いこともあります。
悪いことの中に良いことがあるように、よいことの中にも悪いことがあります。

晴天の人生が、ある日突然、崖っぷちに立たされることがあります。
どしゃ降りの中で、かけがえのない喜びに出会えることもあります。

一寸先は闇でもあり、光でもあります。
先がわからないから、人生は面白いのではないでしょうか。
先がわからないから、今という一瞬をがんばれるのです。
先々のことで頭を悩ませるよりも、今、ここを大事にしたいものです。

苦しい時は希望を持ち、楽しい時は足もとを見ることが、環境に左右されない
強さにつながるのです。人間は、運命を自分自身で作っていけるのです。

人の心は多様性を持っています。
おかれた状況にかかわらず、自分をいろんな角度から見つめることができます。
苦境にあっても、楽しい日々を想像することもできます。一面にとらわれない
で、多面的にものごとを見るところから、人間として成長できるのです。
見方を変えるコツをつかめば、すべての出来事から学べるのです。

多面的に、ものごとを見てみよう。

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○先賢のことば○

我々は自分で思っているほど幸福でもないし不幸でもない。
(ラ・ロシュフコー)

幸福も不幸も客観的にとらえると、さほど差異のないものです。小事に一喜一
憂するより、大きな目で見ることも必要です。

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○心のままに○

人生にある三つの坂、「上り坂」「下り坂」「まさか」・・・。
人生を投げ出さなければ、「まさか」の奇跡が起こるものです。
人生は、何度でもやり直せるのです。

ころんだり落ち込んだり・・・、人生は平坦な直線コースではなく、さまざま
な坂のある、曲がりくねった長い道のりです。不完全な人間には、完全な人生
などありません。完璧な喜びがないように、完璧な絶望もないのです。

不完全であるからこそ、「まさか」があるのです。
奇跡を呼び込む方法は、希望を捨てないことです。
いかなる状況にあっても、希望を持ち続けることです。

希望さえあれば、人はさまざまな困難を乗り越えられます。
たとえ時間がかかっても、希望があれば、なりたい自分になれるのです。

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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

ThinkPad T40のおかげで、メルマガ作成が快適になりました。デスクトップに
劣らないキータッチと大きな画面を持ち運べるのはとてもありがたいことです。
(パソコンの宣伝ではありませんが・・・)

この数週間、静かな図書館にてメルマガを作成しています。土曜日にもかかわ
らず30以上ある机(一つずつ区切られた机)の半分以上が空席です。各席に
コンセントがあって、「ノートパソコンに限りご利用いただけます」との表示。
おまけに家から近く、とてもありがたい環境です。

穴場と言えば聞こえはいいのですが、税金の無駄遣い・・・とも考えられます。
某科学技術センターの中にあるため、図書館の存在を知られていないようです。
日本にはこういう利用者の少ない立派な箱がたくさんあるんだろうと思います。

図書館では4時間以内の作業のため、ACアダプターを持ち込まずバッテリー
を使用しています。ささやかな節税ではありますが・・・。

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発行しています。 http://www.mag2.com/  (マガジンID:0000068952)
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