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     週刊「よりよい生き方」     NO.121       03.09.28
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○ひとこと○

今がどんなに苦しくても、時間は流れていきます。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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                  反省のタイミング
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「反省なき者に進歩なし」と言われるように、人は反省があるから前進できる
のです。自分を省みて、いたらなかった行為を反省するから、人間として成長
できるのです。反省することで原因を見つけて間違いを改善するから、おなじ
過ちを繰り返さなくなるのです。

『広辞苑』で反省を調べると、「自分の行いをかえりみること。自分の過去の
行為について考察し、批判的な評価を加えること。」と書いてあります。

つまり、反省とは行為に対してするものであって、自分自身を非難するもので
はありません。反省することと自分を責めることは全く違います。いかなる結
果であろうと自分を否定してはいけないのです。

反省とは、まず自分のためにするものです。反省は自分に対する信頼感に基づ
いておこうものです。自分を信頼した上での反省なら、原因を見つけやすいの
ですが、自己に不信感を持ちながらの反省では原因がなかなか見つかりません。

自分を嫌うと、感情のフィルターがじゃまをして、真実が見えなくなります。
誰かから「反省しなさい」と強要されても反省できないように、自分を嫌うこ
とは、自身から心の自由を奪うことです。心にゆとりがなければ、あるがまま
に物事を見つめることができません。物事をあるがままに正しくとらえるため
には、自己否定しないことが大切です。

感情的な状態からは、後悔や誰かに対する恨みしか生まれません。
心を落ちつけて、怒りや悲しみが収まってから反省したいものです。

反省することは自分を見つめることです。自分を肯定してあるがままを受け入
れるから、新たな活力が生まれるのです。反省とは、新たな活力源なのです。

できることなら15分ほど、一日に一度は自分を見つめる時間を設けたいもの
です。日々の振り返りがあれば、問題が深刻化する前に原因を見つけることも
できます。日々のちいさな積み重ねから、すこしずつ、自分を好きになること
もできます。

自分をしっかり見つめれば、堂々巡りをまねくような、行き過ぎた反省をしな
くなります。自分をしっかり見つめれば、明日の自分に期待できるのです。

自分を見つめる時間をつくろう。

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○先賢のことば○

時間がそれを軽減し柔らげてくれないような悲しみは一つもない。
(キケロ)

時間は常に流れ、悲しみや諸々の悩みを流してくれます。どれほど落ち込んで
も、いつかその痛みを忘れられるように、時間が手助けしてくれるのです。

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○心のままに○

スポーツの秋として健康のために何か運動を、とお考えの方も多いと思います。
僕はかれこれ1年以上、30分ほどのストレッチングを中心とした体操をして
います。なかでも腕立て伏せは1日100回ほどこなしています。

もちろん連続ではなく、30回を1セットとして、3セットもしくは4セット
という具合に分割しての運動です。最初の頃は、30回するのが精一杯でした
が、約1年かけて、100回できる体力を作りました。

いきなりハードな運動をすれば、体のどこかを痛めてしまい、何のための運動
なのか、わからなくなります。ですからけっして無理をせず、どこかが痛いと
きは休みます。あくまでも体力維持のための運動であって、トライアスロンな
どに挑戦するための運動ではありません。(学生時代の友人が、今でもトライ
アスロンを続けています・・・スゴイことですね)

基本的に筋肉は、適度な休息を必要としています。ですから、毎日続けるより
も適度に休みを入れた方が効率もいいと思います。基本的に週に2日は休むよ
うにしています。「休むことも運動のうち」と考えると、運動しない日でも罪
悪感を感じることはありませんし、長続きします。

事故でむち打ちになったときも、病院の先生から「肩こり体操」なるものを教
えていただき、その運動を中心にこなしてきました。おかげで、形を変えなが
らも1年以上続いたわけです。

20代の頃はスポーツセンターに通っていましたが、長続きしませんでした。
今は家でマイペースでやっていますから、長続きしているようです。

若い頃、スポーツ医学を少しだけ勉強したこともありますから、今その知識が
役立っているようです。何かにチャレンジした経験は、すぐには役に立たなく
ても、長い年月を経て役立つこともあるようです。

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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

運動でも読書でも、人それぞれのペースがあります。自分のペースですること
が、長続きのコツだと思います。また、それを楽しむことも大事ですね。

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