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    週刊「よりよい生き方」     NO.136       04.01.11
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○今週の名言○

窮すれば通ず (きゅうすれば つうず)

行き詰まってどうにもならないところまで来てしまうと、案外活路が開かれて
何とかなるものである。

人生には良い意味での「まさか」があります。
最後まであきらめないことが大切です。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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               人生を楽しむために
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騙し絵(だましえ)というものがあります。
ひとつの絵に老婆と少女が同居していたり、グラスと二人の横顔が同居してい
る絵のことで、一方を見ると、もう片方が見えません。

同時に二つの絵を見ることはできませんが、見方を変えれば、いつでも見たい
方の絵を見られます。でも、意識しても、けっきょく一方を見ているときは、
もう一方が見えません。だまし絵は、人間は同時に二つの見方ができないこと
を示唆しています。

おなじ現象を見ても、見方によって解釈は変わります。
一つの見方に固執すると、もう片方はいつまでたっても見えません。見たまま
が正しければ問題ないのですが、間違っていた場合、苦しみが生まれます。

苦しみは、原因の多くが「無知」です。
知らないことによって間違った解釈をしたり、間違いを直そうとしないところ
から、苦しみは大きくなります。

苦しみの原因は無知ですから、苦しみを取り除く方法は「知る」ことなのです。
ソクラテスや孔子が唱えたように、自分が何を知らないのかを明らかにするこ
とが大切です。そのためには、なにかを学ぶ必要もあるでしょう。

学んでいくうちに、自分が知っていることと知らないことが明確になります。
そうすれば知らないことに対して、どうしたら知ることができるのかもはっき
りします。学ぶことは知識を蓄えるだけでなく、苦しみの原因を取り除く役割
も持っているのです。

ものごとを多面的に見られる人は、問題解決が早いため、苦しみを楽しさに変
えることができます。ケースによっては一面しかわからない場合もありますが、
違う見方もできるだろうと考えるだけでも、心にゆとりが生まれます。

いかなる事実も二通り以上の見方ができることを知れば、人を責めることも減
ります。人を責める気持ちが小さくなれば、今まで許せなかったことを許せる
ようになって、生きていくことが楽しくなるのです。人は知ることによって、
人生の楽しみを味わえるのです。

人生を楽しもう。

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○心のままに○

先日ちらっとテレビ・ショッピングを見たところ、次のような内容のテロップ
が表示されていました。

「これは体験談であり、商品の効果・効能をお伝えするものではありません」

サプリメントの紹介でしたが、たしかにこのような表示をしないといかがわし
い○○商法と勘違いされます。また健康食品は、その効果・効能の表示等を禁
じられています。体験談はさまざまな団体が勧誘を目的として使いますが、テ
レビショッピングでも使われていることに驚きました。

勧誘といえば学生の頃、地下街で「アンケートお願いします」と声をかけられ
たことがあります。僕は声をかけた人に「どうして僕に声をかけたのですか」
と質問しました。すると「いい人に見えましたので・・・」とのご回答。

ありがたい回答でしたが「アンケートにお答えしないのがポリシーですから」
と僕が言うと、相手の方は「申し訳ありませんでした」と、あっさりと遠ざか
ってくださいました。

ポリシーは政策とか方針という意味ですが、相手にあっさり諦めていただける
ことが多く、何度か使ったことがあります。万能薬ではありませんが、相手に
不快感を与えることなく(・・・と、自分では思っています)断れましたので、
ご紹介いたしました。

時には、自分が本当に必要としていることに対する勧誘かもしれませんから、
勧誘そのものを否定できません。でも経験的に「イヤな感じがするな」と違和
感を感じたら、さっさと断ることが大切かと思います。

イヤなことや悪い話は「いかに早く終わらせるか」が、ポイントです。
僕も仕事で相手にとって悪い話をするときは、最初に結論を言うようにします。
マイナスはさっさと片づけて、イヤな感情を引きずらないようにしたいですね。

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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

必要に迫られて、このところ今まで読まなかったジャンルの本を読んでいるせ
いか、読書のペースも理解力も低下しています。「必要は成功の母」とも言い
ますので、ありがたいことと思いながら勉強している昨今です。

今年の目標は「一歩前進」にしましたが、なにごとも無理なく前進したいもの
です。今年も地道にメルマガを続けますので、よろしくお願いいたします。

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