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週刊「よりよい生き方」 NO.142 04.02.22
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○今週のことば○
笑いが元気を呼び戻し、あなたに幸せを運ぶのです。
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こんにちは、発行者の礒ひろしです。
「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。
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人生の意味を知る
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「泣いた子供が、もう笑った」と言われるように、子供は泣いてもすぐに笑顔
を取り戻します。いつの頃からか、私たちは泣いた後、すぐには笑えなくなり
ました。
人は、悲しみと喜びを味わいながら生きています。
時には、子供時代には知らなかった絶望を味わうこともあるでしょう。
それでも、さまざまな試練を経験しなくては、人は成長しません。
悲しみを知らなければ、人の痛みがわかりません。
悲しみを知ることによって、相手の気持ちを察するようになります。
喜びを知らなければ、人への思いやりが生まれません。
喜びを知るから、相手の立場に立って考えるゆとりが生まれます。
性格や環境によって、ものごとの感じ方はそれぞれ違います。自分と相手の違
いを認められる多様性は、喜びも悲しみも両方知らなければ身に付きません。
人を思いやり尊重する気持ちは、さまざまな経験を積むから育まれるのです。
苦楽を知ることは、人生の意味を知るきっかけです。
悲しみだけの人生や、喜びだけの人生はありません。
つらいことや苦しいことは、いつか終わります。喜びもいつか終わります。
禍福に終わりがあることを知れば、複雑な問題に惑わされることもありません。
終わりがあるから、人は新たな夢に向かって前進できるのです。
いつまでも転んだままでいなくてもいいのです。
転んだら立ち上がればいいのです。
立ち上がって前に進めば、もっと強い人間になれるのです。
人生には、なにひとつ無駄な経験はありません。
すべての出来事には意味があり、そこにある意味を理解することが苦しみを取
り除き、喜びを引き寄せる力になるのです。
雨があがると虹が出るように、涙の後には喜びが訪れるのです。
涙の意味を理解できないと、また同じ苦しみを味わいますが、その意味を理解
すれば、感謝と喜びを味わえるのです。
ものごとの意味を理解しよう。
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○心のままに○
「そういえば、私がこんなに笑ったのは、いつ以来かしら・・・」
仕事の電話をしていた時のこと、相手の女性から言われた言葉です。
僕としては、あくまでも実務的でまじめな内容の話をしたのですが、話を進め
るうちに相手が笑いはじめました。僕も相手に合わせて話しますので、女性の
方には極力、やさしくわかりやすい表現を心がけます。
それでも、ウケをねらうとか笑わせようという意識はありませんでした。
中盤以降は、僕が何かを言うたびに笑われるので「あの〜、笑い過ぎじゃない
ですか〜。ひょっとして3ヶ月分、まとめて笑っていませんか」と言うと、上
に書いた言葉を言われました。
話の内容はともかく、相手を笑わせることは気持ちいいことです。
笑われていると思えば自分が惨めになりますが、笑わせていると考えれば気分
もよくなります。相手が笑っているのなら、笑わせていると考えたいものです。
しかし、笑うことの少ない生活をされている方もいらっしゃるんだなーと思う
と、すこし寂しい気持ちになりました。
さすがに、「僕は落ち込んでいたとき、毎日鏡に向かって3分間、笑う練習を
しましたよ・・・」とは、言えませんでした。
自然に笑える日が来るのを待つよりも、自分から笑えるように練習するほうが、
早く笑顔を取り戻せるのではないでしょうか。
人生には、泣くことも必要ですが、笑うことも必要だと思います。
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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>
老若男女を問わず、僕は人の笑顔が大好きです。先週は3歳から80歳まで、
さまざまな笑顔に接することができて、とても幸せな1週間でした。
僕が幸せを感じる時、心の中でつぶやくセリフです。
「あなたがうれしいと、僕もうれしい」
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<発行者> 礒 ひろし (いそ ひろし)
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Copyright(C) 2004 Hiroshi Iso
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