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    週刊「よりよい生き方」     NO.143       04.02.29
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○今週のことば○

たとえ野球部の補欠で終わっても、人生の補欠にはなるな。
(高校野球の監督が、卒業生に贈った言葉)

いよいよ卒業シーズンですが、学校だけではなく、さまざまな節目を迎えられ
る全ての人に贈りたいことばです。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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               人生の成功者
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仕事の関係で僕の部屋(事務所ともいいます)には電話とファクスがあります。

電話は11年使っているおかげか最近不調です。毎回ではないのですが、通話
の途中で、相手の声が小さくなることが多くて困っています。4月に事務所を
借りる際、2回線を1回線にしますので、それまでは、今ある電話を我慢して
使おうと考えていました。

部屋の構造上、ファクスは離れたところにあります。ファクスの子機を買って、
電話を受ける際、事情を話して「折り返し、おかけします」と、子機からかけ
直せばいいのではと思いました。

近所の家電量販店に電話して、子機を取り寄せできないものか問い合わせまし
たが、「メーカーの生産が終了したため、お取り寄せできません」とのご回答。

土曜日の午後の多忙な時間にもかかわらず、親切な応対をしていただいたこと
がうれしくて、「明日コードレス付きのファクスを買いに伺います」と約束し
ました。

1週間前、携帯電話の機種を変えたのですが、こちらもトラブル続きで、ショ
ップやサービスセンターに何度も電話しています。(残念ながら仕様上の問題
が多く、困っています)

ここ数日の間に、電話3台がそれぞれの問題を抱える形となり、「重なるとき
には、重なるものだな〜」と、怒りを通り越して・・・あきらめの心境です。


見方を変えてみると、複数の問題が重なったということは、自分自身にも何ら
かの問題があるようです。火のない所に煙は立たないように、どこかが間違っ
ているから、問題が顕在化したのではないでしょうか。
自分を見つめながら、そこにある問題を探したいと思います。

「交通事故を何度も起こす人は、人間として、どこかに問題がある。その問題
に気づかない限り、再び事故を起こす」と、複数の方からお聞きしています。

「災難とは、目に見えない問題を気づかせるために、目に見える形で訪れる」
というお話も、うかがったことがあります。

大小の違いはあっても災難は、ある人には病気として、ある人には事故として
訪れます。

しかし災難を転機として、人生をよい方向へ、大きく変えていく人がいます。
悪いことは、よい生き方をはじめるためのチャンスでもあります。
悪いことの中にこそ、多くの教材があるのです。

原因のない結果はありません。さまざまな問題は、自分が何らかの原因を作っ
ているのです。その原因に気づいて改めれば、結果が変わります。

誰にでも訪れる、形を変えた不幸の中から何かを学んだ人が、よい人生を歩い
ていけるのです。不幸を不幸のままで、失敗を失敗のままで、そのまま終わら
せない人が、人生の成功者なのです。

人生の成功とは、自分にふさわしい生き方をすることです。
人生の成功者は、自分にできることをやり遂げる人なのです。

自分にできることをしよう。

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○心のままに○

道がわからなかったので、たまたま通りかかった小学高学年の男子に、腰をか
がめ目の高さを落として、「すみません、大川町はどちらかご存じありません
か」と、たずねました。

すると男の子は不機嫌な顔で、その町のある方向を指さしました。

僕は「どうもありがとうございます」と礼を言いましたが、男子児童は無言で
立ち去りました。

昨今、子供を巡る事件が多いため、気を遣って道を聞いたのですが・・・。

たまたまその子は、「知らない人とは口をきかないように」と、親から言われ
ているのかもしれませんが、僕は憤りを感じました。

一部の心ない人のために、子供が社会との関わりを閉ざす現状を、かなしく思
います。以前、数回子供からあいさつしていただいて嬉しかったことをメルマ
ガに書いているだけに、この事件はとてもショックでした。

翌日、ファミレスのドリンク・バーにて、氷の入ったコップを手にした4歳く
らいの女の子から「おにいちゃん、ボタン押して」と、声をかけられました。

「あのね、こっちは熱いコーヒーだよ。冷たい飲み物はこちらですよ」と、僕
は臨時店員になって、接客させていただきました。

大人を警戒する小学生と無警戒な幼児とのギャップがおかしくて、前日のショ
ックも癒されました。やはり、子供は子供らしくいられる社会であってほしい
ものです。

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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

基本的に僕は子供好きで、数人から「保父さんになればよかったのに」と言わ
れたことがあるほど、子供からは好かれます。それでも小学生から警戒された
現実に対して、自省したいものです。いつでもおだやかな表情でいられるよう
に、努力したいと思います。

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