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週刊「よりよい生き方」 NO.149 04.04.11
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○今週のことば○
新しい自分を知るたびに、新たな人生がはじまります。
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こんにちは、発行者の礒ひろしです。
「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。
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いろいろな自分
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「二重人格」という言葉があります。二重人格とは、交互に現れる人格の時に、
もう片方の人格を忘れているとか、意識の中にない状態です。
俗説的な二重人格は、「あの人は酔うと人が変わる」とか、「普段はおだやか
なのに怒ると手がつけられない」という具合に、何かを境にして人が変わるこ
とを指す場合があります。
多かれ少なかれ、人の中には二種類以上の人格が存在するようです。
昔から言われる「本音と建て前」のように、考えることと実際の言動にもギャ
ップがあります。
そもそも人の脳には右脳と左脳があって、それぞれ違う働きをしながら、バラ
ンスをとっています。どちらか片方だけでは解決できないことも、相互作用に
よってさまざまな問題を解決できるのです。
人の心は複雑さと単純さを持ち合わせています。乱れた部屋でも、どこに何が
あるのかがわかるように、私たちは、いざとなれば最善の選択ができるのです。
自分で思いこんでいる以上の力を、私たちは持っているのです。
誰もがいろいろな要素を兼ね備えています。人の心には多様性があり、気づい
ていなくても、さまざまな要素を持っているのです。
さまざまな要素を持っているから、落ち込んでも立ち直れるのです。
さまざまな要素があるから、おもいきり泣いた後、スッキリするのです。
「どうせ自分はこんなもの」と、自分自身をディスカウントするのは簡単です。
しかし、いつまでも自分を低く見積もらなくてもいいのです。まだ知らないだ
けで、自分にはもっとすばらしい力があると希望を持てばいいのです。
どれだけ自分を見つめても、どれだけ自分を知ろうとしても、100%の自分
を知ることはできません。一生かかっても知り尽くせないのが、自分なのです。
自分のことがわからないと嘆くよりも、「まだ知らない自分がたくさんある」
と考えたいものです。どうしても自分を好きになれないと自身を責めるよりも、
そういう自分の一部があることを認めればいいのです。
自分が知っているのは、自分の中にある、ほんの一部分なのです。
人生は自分に向かう旅路でもあります。未開の自分を探していれば、いつかき
っと、すばらしい自分を発見できるのです。
あせることなく、自分自身とつき合いたいものです。
自分を知る手がかりは、今の自分を、そのまま認めることなのです。
今の自分を認めよう。
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○心のままに○
ビジネス書やビジネスの講演会などで、「自己否定のすすめ」を見聞します。
この場合の自己否定とは、満足は停滞であり、今の自分に満足していては進歩
がない・・・、といった解釈ができると思います。
僕はメルマガで「自己肯定のすすめ」を書いておりますので、こういった論理
とは、一見、対極の立場にあるようです。
しかし、僕が書く自己肯定もビジネス書の自己否定も、視点は同じではなかろ
うかと思います。どちらも成長するための基軸であって、停滞したり後退する
ための論理ではありません。
昨日よりも今日、今日よりも明日を、よりよくありたい気持ちは、どちらも同
じです。表面的には相反する言葉でも、根底では同じ方向を向いています。
中国で議論された「性善説」と「性悪説」も、学ぶことの重要性を説く点では
共通するように、表面だけで解釈するのではなく、意味や、根底にある精神を
理解することが大切です。
日常におけるさまざまな矛盾も、よく観察してみると、矛盾ではないことが多
いようです。ものごとを多面的・全体的に見ることが大事です。
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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>
久しぶりにビデオを借りました。日曜日はそのビデオを見ながら、のんびりし
たいと思います。やはり、時にはガス抜きも必要ですね。
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<発行者> 礒 ひろし (いそ ひろし)
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