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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 NO.150 　　　 　 04.04.18
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○今週のことば○

うまくいっている人と、いかない人の違いは、不遇な時代の過ごし方です。

うまくいく人は不遇の時でも、くさったりヤケになることもなければ、自分を
見失うこともありません。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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　　　　　　　　　　　　　　　　時間を楽しむ
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楽しい時間はあっという間に過ぎ去るように、いいことの滞在時間は短いよう
です。憂うつな時間がなかなか終わらないのは、悪いことの滞在時間が長いせ
いかもしれません。

これは人の感じる時間が、時計の示す時間とは一致しないことが原因です。
時計が示す時間は一定ですが、人の感じる時間は、環境や心境など、さまざま
な状況に応じて速度が変化します。

充実の時間や熱中している時間は、ビデオの倍速のような状態です。
悩んだり苦痛を感じる時間はスローやコマ送りの状態です。
つらい時間をスローモーションのように感じても、時の流れる速度は同じです。

時の流れは、人の都合には合わせてくれません。
昔から「時間が解決してくれる」と言われるように、時間は人の力が及ばない
ほど、大きな力を持っています。大きな力にゆだねてみることも、苦境を抜け
出すひとつの方法です。

また、「苦しみの原因は無知」とも申しますので、知ることが苦しみを抜け出
す手段でもあります。苦楽に終わりがあることを知れば、目先の出来事に一喜
一憂することも減って、状況に左右されなくなります。

人生に終わりがあるように、喜びも苦しみも、いつかは終わります。
終わりがあることを認識すると、苦しみが試練へと姿を変えます。

自分は試されていると考えれば、いかなる状況でも前向きな気持ちになれます。
悪いことを試練と認識すれば、いかなる状況からでも学べるのです。
今の状況を正しく知ることが、苦悩を解消する近道です。

時間の力と自分の学ぶ意欲が合わされば、目先の状況に惑わされません。
状況に惑わされなければ、いつでもあるがままの自分でいられるのです。

楽しいときも苦しいときも、それを、どう判断するのかは自分の心が決めてい
ます。楽しい時間はがんばった自分へのご褒美であり、苦しい時間は自分を成
長させる学びの場と解釈できれば、すべての時間を楽しめるようになるのです。

時間を楽しむことは、人生を楽しむことです。
「時は金なり」というよりも、「時は命なり」なのです。

すべての時間を楽しもう。


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○心のままに○

おかげさまで「よりよい生き方」も１５０号まで続きました。
これも皆様のおかげと感謝しております。ありがとうございました。


メルマガを書きはじめた頃、村上春樹さんの「よい文章を書くことは、よい人
生を生きること」という言葉を拝借しました。

僕はこのひとことを頼りにメルマガを続けてきました。よい文章が書けないと
いうことは、まだまだよい人生を生きていない、と自省することもあります。

あれから３年近くたち、どれだけ前進できたのかはわかりませんが、すこしは
前に進んでいるという、ちいさな確信は持っています。

前進するとか、変わることは、その都度意識するものではなく、気がついたら
変わっていた・・・というものではなかろうかと思います。

肩の力を抜いて、あせらずあわてず淡々と、地道に前進できれば幸いです。

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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

「継続は力なり」と申しますので、これからもメルマガを続けたいと思います。
まだまだ力不足ですが、今後ともよろしくお願いいたします。

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