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    週刊「よりよい生き方」     NO.151       04.04.25
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○今週のことば○

自分の弱さを知るところから、ほんとうの強さが生まれます。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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                怒りよさらば
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以前メルマガで、何度も交通事故にあう人は、人間としてどこかに問題がある
と書きました。これは責任割合に関係なく、事故を起こすこと自体に、何らか
の問題がひそんでいるということです。

僕も3年連続で事故をしましたので、自分自身のどこかに問題があることを認
識しています。3回とも信号待ちで追突されましたから、法的な責任はありま
せんが、人間という観点では、どこかに問題があります。

自分を見つめ直すと、いろいろ原因らしきものが思い浮かびます。しかし本質
に触れたがらない、自分の弱さがあるのも事実です。弱さを弱さと認めながら、
そこで止まるのではなく、先に進まなければいけません。

僕なりに考える、自分自身の根底にある弱点は「怒り」です。
若い頃は、何度か諸先輩から「短気は損気」と、ご忠告をいただきました。

短気を出さないように努力したおかげか、少なくとも、ここ十数年の間に出会
った人からは、そのようなご指摘をいただきませんでした。ただ、いろんな人
から「我慢している」と言われますので、表面的にはごまかせても、本質的に
は変わっていないと思います。

今回の件で、僕は自分の本質をしっかり認めようと思いました。認めた上で、
それをどのように変えたいのか、どのように変えられるのか、変えるためには
何をしたらいいのかを考えて、実践できるところから取り組もうと思います。


怒りは人間にとって必要な感情ですから、これをゼロにすることはできません。
怒りを内部にため込まず、人に迷惑をかけない形で外に出すことが大事です。

怒りを出す有効な手段として、自分の感情を紙に書き出す方法があります。
書くことも外に出す行為です。書いているうちに気持ちが落ち着きます。
心が静まったら、ビリビリに引き裂いてゴミ箱に捨てれば、怒りも消滅します。

恨みのように怒りのレベルが高いときは、その対象の人宛に手紙を書きます。
書き終えたら封筒に入れて宛名を書きます。のり付けしたら(ここがポイント
です)ポストに入れずに、引き出しなど人目につかない場所で一晩寝かせます。
次の日、その手紙をビリビリに破くなり、燃やして始末します。

誰もいない場所で、「怒りよさらば」と声に出すのもいいでしょう。この場合、
大きな声を出す必要はありません。声を張り上げるとスッキリしますが、マイ
ナスの言葉に大きなエネルギーを費やす必要はありません。

怒りだけでなく、マイナスの感情を内部にためないようにしたいものです。
紙に書いたり声に出せば、マイナスが外に出て行きます。

満たされたコップに、きれいな水を注いでもあふれるように、満杯の器には新
しいものが入りません。心の器がどれくらい許容量を持っているのかわかりま
せんが、マイナスの感情を減らせば、プラスが入りやすくなります。

マイナスも生きていくためには必要ですが、それだけでは人生がつらすぎます。
マイナスをゼロにするのではなく、プラスを51%まで上げれば、バランスの
よい生き方ができます。

100%プラスにしようとあせるよりも、プラスが半分以上あるだけで、人生
が楽しくなるのです。49%までは、マイナスでもいいのです。マイナスがあ
ることを認識するだけで、弱点が強みに変わることもあるのです。

自分の弱さを認めよう。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

昨年に比べてケガの痛みは軽いのですが、仕事の都合でパソコンの使用頻度が
増えたため、回復には時間がかかりそうです。病院の先生から、パソコンの時
間を減らすよう言われましたので、仕事以外の使用を控えている昨今です。

僕としては、メルマガも仕事のようなもの・・・という感覚でおりますので、
無理のない範囲で作成したいと思います。

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