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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 NO.161 　　　 　 04.07.04
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○今週のことば○

「迷惑（めいわく）」というものは、かけられた人が判断するものです。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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　　　　　　　　　　　　　　　許せなかった人
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少なくとも３人くらい（もっと多いかもしれません）、この世の中には、僕の
ことを許さない人がいるのではなかろうかと、考えることがあります。そう考
えるのも、僕自身、許せない人が３人ほどいたような気がするからです。

もちろん何年もかけて、今でもその人を恨んでいるとか、憎んでいるわけでは
ありません。なにかの拍子に、ふと、迷惑をかけられた人のことを思い出して、
「ああ、まだあの人を許せないんだな〜」と、考えるレベルです。

恨みや憎しみに要するエネルギーはとても大きくて、こうした感情を継続して
持ち続けることは「百害あって一利なし」であります。マイナスのエネルギー
は、外側に向かう数倍のダメージを、自分に与えているのです。

同じエネルギーを使うのであれば、無駄な使い方をするのではなく、もっと前
向きで生産的なことに利用したいものです。自分を苦しめるためにではなく、
自分に役立つようなエネルギーの使い方をしたいものです。

過去に起きた事実を変えることはできませんが、それをどう解釈するのかは、
心のあり方で切り替えることができます。不幸な出来事と考えていたことさえ、
見方を変えれば、自分の成長をうながすきっかけと、とらえることもできます。

出来事そのものには、意味がありません。
それに意味を与えるのは自分の心です。

自分の心が自由な解釈をしながら、出来事に意味を与えているのです。
すべての意味は、自分の心が決めているのではないでしょうか。

自分で決めていることを認識すれば、すべての出来事を、自分にとってプラス
となるように解釈することも可能です。自分に起きるすべての出来事は、自分
にとって必要なことだったと解釈すれば、人生は感謝と喜びにあふれるのです。

自分に起きる出来事には、なにひとつ無駄なことはありません。
すべての出来事から学ぶことができるのです。
すべての出来事に対して肯定的に解釈できる人が、幸せな人なのです。

自分の心しだいで、許せなかった人を許すことができます。
許せなかった人を、きれいさっぱり、忘れることもできるのです。
自分の心ひとつで、怒りを喜びに、憎しみを感謝に変えられるのです。

怒りや憎しみを、感謝に変えよう。


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○心のままに○

以前のメルマガで、朝早く事務所に行くことを書きました。

「７時に会社に行って、何してるの？」と、訊かれることがあります。
「いや〜、もちろん仕事ですよ・・・」などと、見え透いた嘘をつくのも気が
引けますので、「掃除してます（これはホントです）」と応えます。

日によって違いますが、４０分から１時間かけて掃除をします。自分の部屋で
すら週に一度しか掃除しませんから「毎日、よく続くものだ」と、我ながら感
心しています。

掃除をしながら思ったことは、「考えること」と「無心になること」が、見事
に同居しているんですね。効率を考えることもあれば、無心に目の前の汚れと
戦うこともあります。日常で「心を無にする」ことは難しいのに、掃除をして
いると、変幻自在に有にも無にもなれます。

なるほど掃除というものにも、奥深さがあるものだと思いました。
今の生活は、朝の掃除を楽しむところからはじまります。

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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

以前サラリーマンの頃、週に一度「掃除の日」がありました。始業時刻の３０
分前に集合して掃除するのですが、これがイヤでした。「どうして勤務時間外
に掃除させるわけ？」などとブツブツ言いながらやっていた記憶があります。
それが今では、楽しんでいるわけですから、人間、変われば変わるものだと思
いました。

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