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    週刊「よりよい生き方」     NO.163       04.07.18
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○今週のことば○

苦しみを追放する鉄則は、悪いことの原因を知り、そこから学ぶことです。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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             生きていくためのやさしさ
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体験したことのない挫折を味わうと、どうしていいのかわからなくなります。
すべてがイヤになって、自暴自棄に陥る衝動もあるでしょう。
信頼していた人が自分から離れていけば、なおいっそうの辛さを味わいます。

病気や経済問題、大きな喪失感、さまざまな解決できそうもない難問のために、
年間3万人以上の人が自殺していることも事実です。

でも、その数以上の人たちが、なんとか踏みとどまって「生きていく」選択を
されているのではなかろうかと思います。

人生の選択は、自分で決めるものです。ささえになる人の存在や、生きがいに
つながる何かがあれば、人は生きる選択をします。

人生には、悪いことがあるのも事実です。
人生は、すべてが自分の思い通りになるわけではありません。

「どうしてこの程度のことで悩まなければいけないの・・・」と、他人が考え
ることでも、自分にとっては、とても大きな問題です。問題の大小や重要度は、
人それぞれに違います。

自分の痛みは自分だけにしか、わかりません。
同じように、人の痛みを理解することはできません。

しかし、人の痛みを理解しようとすることはできます。
相手の気持ちを理解しようとすることは可能なのです。

わかってくれる人がいると、心が軽くなります。
「だれにもわかってもらえない・・・」と嘆く前に、自分にできることは相手
をわかろうとすることです。

人の痛みを理解しようとすればするほど、人に対してやさしくなれます。
人にやさしくなると、心にゆとりが生まれて、自分にもやさしくできるのです。

つらさや苦しさを味わうのは、「人の痛みを知りなさい」というサインである
のかもしれません。同じように、「もっと自分に対してやさしくなりなさい」
というサインでもあるのです。

人は一人だけでは生きていけません。生きていくためには、自分や人に対する
やさしさが必要なのです。やさしさがあれば、さまざまな困難を乗り越えて、
生きていけるのです。

もっと自分に対して、やさしくなろう。


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○心のままに○

先日、ラジオの野球中継で面白い話を聞きましたので、ご紹介します。

スランプで試合に出られなかった選手が、調子を取り戻して活躍するようにな
ったのですが、スランプ時代のエピソードを聞きながら、「ああ、なるほど」
と思いました。

その選手はまじめな性格で、監督やコーチはもちろん、友人やまわりの人たち、
はては街で出会った名前も知らない人のアドバイスを、忘れないようにと大学
ノートにしたためたそうです。

スランプの数ヶ月間に、大学ノート1冊がぎっしりと埋まったとのこと。

結局、いろんなアドバイスをもらいながらそれを消化しきれずに、自分自身の
初心を思い出して、シンプルな気持ちで練習に取り組んだら、みごとに復活し
たとのことでした。

人の話に耳を傾けることも大切ですが、最後は自分で決めるということが大事
ですね。

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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

おちついたら、なんらかの形で書こうとは思いましたが、この数ヶ月、心身共
にボロボロの状態でメルマガを作成していました。「ああ、こういう状態では
読者の方に失礼だな」とも思いましたが、気力で継続していました。

この場を借りまして、ささえていただいた方々にお礼申し上げます。
ありがとうございました。

体調は今ひとつですが、心は元気になっていますので、どうかご心配なさらな
いでください。これからも「よりよい生き方」をよろしくお願いいたします。

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