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    週刊「よりよい生き方」     NO.189       05.01.16
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○今週のことば○

悪いことがあれば、いいこともある。
いいことがあれば、悪いこともある。


どちらか片方だけではなく、ものごとは対になっています。
苦しみの原因は、セットになっている、もう片方を知らないことです。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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                 自分を見つめる
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川の水が上流から下流に流れるように、ものごとには原則があります。
自然に逆らって水を上流に送ろうとしても、努力の割に成果はありません。

ストレスが溜まる原因の一つは、できないことを無理にやろうとすることです。
できないことを知り、できる方法を探せば、ストレスも減ります。ちいさな努
力で大きな成果を上げるコツは、できることを確実にこなすことです。

人それぞれ長所もあれば短所もあります。顔が違うように、自分の長所は、他
の誰かとは違います。短所の改善を試みるよりも、長所を伸ばす工夫をすれば、
同じエネルギーを使っても良い結果が生まれます。

深く物事を考えることが得意な人もいれば、直感的に推察できる人もいます。
文章の読解力に優れた人がいれば、計算が得意な人もいます。

人それぞれ、他の人とは違う良さを持っています。ひとつも欠点を持たない人
がいないように、ひとつも良いところを持たない人もいないのです。

人は誰もが、自分にしかできない、自分だからできる何かを持っています。自
分を知ることは、短所だけではなく、長所を知ることです。いちばん強い人は、
自分の長所も短所も知っている人です。

自分を知るためには自己分析が効果的です。週に一度、自分の長所を紙に書き
出すのもよいでしょう。書き出すことで意識も変わり、自分の良さを持続させ
る習慣も身に付きます。

自分の接しやすい人を数名セレクトして、それぞれの長所を書き出してみるの
もいいでしょう。「人は自分を映す鏡」と言われるように、相手の長所と同じ
ような強みを自分が持っていることもあります。また、相手が持っていない自
分の強みを見つけるヒントにもなります。

フィードバックとして、親しい人に率直に「自分の良さ」を教えてもらう方法
もあります。瞑想の時間を作って、自分を見つめ、自分の声を聞くことも効果
があります。

さまざまな方法の中から、自分に合ったやり方を見つけて、一日に一度は、自
分のための時間を作りたいものです。すぐに成果は現れませんが、自分を省み
る時間を持つと、平凡な日常の中にでも、いくつもの喜びや感謝を発見するこ
とができます。

自分を知ることは、喜びを知ることです。
自分を知ることは、感謝を知ることです。

一生かかっても知り尽くすことのできない自分ですが、自分を見つめることが
さまざまな原理原則を知ることにつながるのです。ものごとの法則を知ること
が、生きやすさにつながるのです。

一日に一度は、自分を見つめよう。


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○心のままに○

「人間は潜在能力の数パーセントしか使っていない」という話を聞きますが、
同じ論理はパソコンにも当てはまるようです。

僕は毎日、仕事も含めてパソコンを使いますが、使うソフトはごく一部分です。
ハードにしても、CPUやメモリなど全開で使うのはごく一部の時間だけです。
ハードディスクも、たくさんの空き容量があります。

そもそも僕が使っているパソコンは、自分の作業に対していささか(かなり・
ですが)オーバースペックです。単純に考えて95パーセントくらいは、使っ
ていないように思います。

そうであれば、5パーセントのスペックとソフトだけで同じ作業ができるのか
と問えば、自信を持って「できない」と答えられます。

つまり無駄と思える95パーセントがあるから、安心してパソコンを使うこと
ができるようです。同様に人間も、使わない95パーセントがあるから、いざ
となったら何かができたり、火事場の馬鹿力を出せるようであります。

正確な数字はわかりませんが、無駄な部分がたくさんあるから、気持ちにゆと
りを持つことができるように思います。

これをひと言で表した言葉が「無用の用」です。

無用に感じることにこそ、見えない必要性が存在するようです。

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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

先日ある人から『バカ検定』を教えていただきました。本は読んでいませんが、
ホームページで簡単なチェックができるのでやってみました。僕は「体育会系
バカ」との診断で、「なるほど〜」と腹を抱えて笑いました。

「ああ、こういう一面もあるんだな〜」という程度に考えてはいますが・・・。

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