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    週刊「よりよい生き方」     NO.205       05.05.08
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○今週のことば○

がんばれるのは、まわりの人の笑顔が見たいから。

(ちいさな子供ほど、この真実を知っています)


たとえ笑顔が見られなくても、自分の笑顔だけは忘れたくないものです。
笑顔があれば、いいことは後からついてくるのです。

言葉にしなくても、「あなたの笑顔で、私は元気になれるんです」と、誰かが
思っています。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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              人間としての器の大きさ
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人間の器の大きさを決めるのは、心の豊かさです。内側に豊かさを持つ人は、
外側で起こるさまざまな出来事に惑わされません。どんな状況でも自分を信じ
ることができます。

器が大きければ大きいほど、刺激に対する反応は小さくなります。石を水の入
った茶碗に放り込めば、中の水は飛び散ります。場合によっては茶碗が割れる
かもしれません。

水たまりに同じ石を落としても水は飛び散りますが、溢れ出る水の勢いは茶碗
に比べれば小さくなります。同じ石を川に投げれば、水は跳ね上がりますが、
川からあふれることはありません。石を海に投げると飲み込まれるだけで、何
もなかったように涼しい顔をしています。

反応が小さければ、ダメージも減ります。器が大きくなれば、刺激に対して過
敏に反応することもなく、ひと呼吸置くことができます。ひと呼吸の余裕があ
れば、よりよい反応を選択することが可能です。

ストレスは、刺激に対してうまく反応できないところから生まれます。反応を
良くすれば、悪いことを悩みではなく、喜びにつながる教材にすることもでき
ます。反応が小さくなれば一瞬マイナスに傾いても、すぐに体制を取り直して
プラスの方向に心を向けることができます。

人の器の大きさに決まった形はありません。形がないだけに、大きくすること
も小さくすることも可能です。人の意志と連動しているため、大きくしたつも
りでも、気の緩みから器が小さくなることさえあります。

不平・不満が多ければ、心はマイナスに傾いて器も小さくなります。愚痴や言
い訳や悪口を口にすれば、外に向かう以上のマイナスを自分の心に刻みます。

こうしたマイナスが自分に対する信頼感を減らして、器の小さな人間をつくる
のです。器を大きくする意識さえあれば、いつでも心をプラスに変えられます。

プラスの心を持ち続ければ、人の器は大きくなって良い状態を保ちます。良い
状態でいるために必要なことは、楽しむことや喜ぶことです。笑顔でいられる
時間を増やす工夫があれば、プラスの心は安定します。

プラスの心があれば壁にぶつかっても、その先にある喜びを知ることができま
す。楽しみながら取り組めば、苦痛の中にも光を見つけることができます。

日々前進していると感じれば、「生きていくこと」そのものが楽しくなります。
豊かな内面があれば、外側にいいことがあろうとなかろうと、生きることを楽
しめるのです。楽しさや喜びの多い生き方が、人間の器を大きくするのです。

笑顔の時間を多くしよう。


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○心のままに○


先週号で取り上げた中学生の話をある人にしたところ、「感心な中学生だね。
でも、ひょっとすると、その鞄を持ってた子はいじめに遭ってるんじゃないか
な〜。持ってたのじゃなくて、持たされていたのかも・・・」との反応。

なるほど、そう捉えることもできますね。
見たままで解釈する人と、裏側まで考える人。

正解は不明ですが、すくなくとも二通り以上の解釈ができることは事実です。
ものごとを多面的に捉えることは必要ですが、僕はできるだけプラスの捉え方
をしたいものだと思いました。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

ゴールデンウィークの最終日ですが、なにかひとつ、自分のためになることを
されてはいかがでしょうか。自分のための時間が、明日からの活力につながる
と思います。

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