◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇
    週刊「よりよい生き方」     NO.231       05.11.20
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇
  
○今週のことば○

反省するところを反省すれば、過去に囚われずに生きていけるのです。


過去に囚われているのは、「反省が足りない」か「過度の反省」の、どちらか
です。いつまでも反省していればいい、というわけではありません。大切なこ
とは、今までの経験をふまえて、「これからどうするのか」なのです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                自分に向かう旅路
     -------------------------------------------------

「人の口には戸が立てられず」のごとく、人が何を言うのかは、その人の自由
です。時には人の言葉に傷つくこともあるでしょう。ある時は、人が言う愚痴
や悪口に腹の立つこともあるでしょう。

自分が傷ついたり腹を立てても、その人にはそれを言うための、なんらかの理
由があるはずです。言葉の背景にある相手の心は、表情や声のトーンからある
程度は推察できますが、完全にはわかりません。

自分の心でさえ完璧にはわかりませんから、人の考えることは、なおさら理解
しがたいものです。相手を理解しようと努めても、100%相手の考えを把握
できるわけではありません。

人の立場に立ち客観的に考えようとしても、そこに自分の主観が入り込んで、
こちらに都合のいい解釈をすることもあります。人と人との間に起こる摩擦の
多くは、自分の都合で相手の心を解釈することです。

自分が持っているその人のイメージが正しいわけではありません。先入観を持つ
と、自分の想像から外れた言葉に対して、相手を疑います。自分のイメージを
疑うのであれば、それを修正することはできますが、他人の心は自分の思い通
りには変えられません。

相手を疑うことは簡単ですが、そこからは怒りや憎しみしか生まれません。
自分を疑い矯正するところから、喜びが生まれるのです。怒りを喜びに変える
のは、自分の心のあり方なのです。

人間関係は自分自身との関係につながっています。自分に対する不平不満が、
人に対する不満に結びつきます。自分を信頼していないから、人を信用できな
いのです。

自分と向き合うところから、人に対する思いが生まれます。人生とは、自分に
向かう旅路でもあるのです。自分を知ることは、相手を理解する心につながり
ます。自分を知れば知るほど、自身をよりよい方向に変えていけるのです。

人を変えることは不可能ですが、自分を変えることは可能です。自分が変われ
ば相手も、いつか変わるものです。自分を信頼して人と接すれば、他人の言葉
に右往左往することもなく、自分とは違う考え方として、受け入れることがで
きるのです。

自分を信じるから、人を信じることができるのです。
自分を許せるから、人を許すこともできるのです。

自分自身を許してみよう。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

○心のままに○


先週、仕事関係の資格試験がありました。結果はまだわかりませんが、そこそ
こできた、という実感はあります。

今だから書けるのですが、前号は休もうかと考えていました。なんとかメルマ
ガを書いて試験勉強もできましたので、合否に関わらず満足しています。

社会に出てもさまざまな試験があります。ある友人は「大卒と高卒との違いは、
試験勉強の要領の違い」と、言いました。たしかに、試験を数多くこなすうち
に、どこをどう学習すればいいのかがわかってきます。

今回の試験勉強も、2種類の模擬テストを3回やりましたが、最初は「難し
い」と思っていた分野も、解いていくうちに理解することができました。

ある意味では反復するうちに、学習のコツがわかってきたように思います。
今更ながら、繰り返すことの重要さを実感したように思います。

もう少し(かなり・・・ですね)早い時期に、このことに気づいていれば良か
ったと思うこともあります。・・・、まあ、気づかずに死んでいくよりは、ま
だマシという解釈もありますよね。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ご購読ありがとうございました。
----------------------------------------------------------------------
<あとがき>

何かを知るたびに、「まだまだ知らないことがたくさんある」と、僕は考えて
います。いろんな意味で、一生が勉強の場なのですね。

----------------------------------------------------------------------
このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して
発行しています。 http://www.mag2.com/  (マガジンID:0000068952)
----------------------------------------------------------------------
○購読・解除・バックナンバーはこちらまで
         http://park10.wakwak.com/~ikigai/z1300.html
◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
  週刊「よりよい生き方」 毎週日曜日発行
    <ご意見・ご感想> jinkan@zb.wakwak.com
    <ホームページ>  http://park10.wakwak.com/~ikigai
    <発行者>     礒 ひろし (いそ ひろし)
◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
Copyright(C) 2005 Hiroshi Iso                     もどる