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週刊「よりよい生き方」 NO.246 06.03.05
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○今週のことば○
悲しみは、人をやさしくするために必要な要素です。
苦しさは、人を強くするために必要な要素です。
強さとやさしさは相互関係にあります。人は強くなるから、やさしくなれるの
です。やさしくなければ、強くなれないのです。
一見、つながりの無いようなことでも、どこかでつながりを持っているのです。
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こんにちは、発行者の礒ひろしです。
「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。
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○心のままに○
先日、大学4年生の人と話す機会がありました。もうすぐ卒業とのことで、僕
は「これからも、がんばってくださいね」と言って別れたのですが、「卒業」
という言葉に、なにかしら感じるものがありました。
社会に出ても、さまざまな節目があります。そういう意味では、人は幾度とな
く、何かから卒業していくように思います。終わりがあれば始まりがあります
から、卒業とは門出でもあります。
人生は、川の流れにたとえられます。絶え間なく流れる水のように、人の心や
体は変わり続けます。変化には大きなものもあれば、小さなものもありますが、
常にどこかが変わっています。
このまま変わるまい、と思うことが、苦しみを生むのかもしれません。自然に
逆らうことが、ストレスを大きくするとも考えられます。自然に沿った生き方
が、苦しみやストレスの少ない生き方なのかもしれないですね。
自然に沿った生き方は、時には厳しいものでもあります。逃げ出したくなるよ
うな思いを味わうこともあるでしょう。しかしそれらの困難も、いつかは終わ
ります。いつまでも苦しみ続ける必要などなく、いつかは笑って振り返る時が
くるものです。
山あり谷ありの人生ですが、人は何度も卒業を繰り返しながら、成長できる生
き物です。サナギが成虫に変わるように、自分の古い殻を脱ぎ捨てながら、人
は成長できるのです。
そんなことを考えながら、2つの言葉が自分の中からわき上がりました。
「古い自分を脱ぎ捨てよう」
「今の自分を卒業しよう」
学生時代とはちがって、社会に出れば、さまざまな節目を自分自身で作ること
ができます。自分の道は自分で決めるものです。自分のゴールは、自分が決め
ればいいのです。
ゴールにたどり着いた時、歩いてきた道を振り返りながら、「すべての出来事
は、今日のためにあったんだ」と、思えるような生き方をしたいものですね。
今春、ご卒業される皆様、おめでとうございます。
新しい船出に、幸多かれと願いながら・・・。
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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>
「自分らしさ」について書くつもりでしたが、うまく書けなかったこともあり、
予定を変更しました。内容はどうあれ、今週はいつもの倍以上の時間をメルマ
ガに費やしました。
時間と結果は、必ずしも比例するものではありませんが、結果が悪くても、費
やした時間を「無駄だった」と、考えたくはないですね。
無駄に思えた時間でも、それからのやり方次第で、生きた時間へと変わるよう
に思います。
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このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して
発行しています。 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000068952)
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<発行者> 礒 ひろし (いそ ひろし)
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