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    週刊「よりよい生き方」     NO.254      06.04.30
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○今週のことば○


暗い顔をしていると心も暗くなりますが、明るい顔をしていれば、いつしか、
心まで明るくなっていくものです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


「顔で笑って心で泣く」と、昔から言われますが、これは苦しさやつらさを顔
には出すな、ということです。しかし実践することは、とても難しいことだと
思います。

表情と心はつながりを持っています。心が萎えているのに、すずしい顔をした
り、はらわたが煮えくりかえっているのに、いやな顔ひとつしないことは、な
かなかできるものではありません。

それでも世の中には、ポーカーフェイスと申しますか、つらいことがあっても
表情を変えない人がいます。人それぞれにいろいろな考え方があって物差しも
違いますから、許容量も人それぞれに違います。

茶碗の中に水を入れて、そこに石を落とせば水が溢れます。同じ石を水たまり
に落とせば、水は飛び散りますが、茶碗に比べれば溢れる水の量は減ります。
同じ石を川に投げれば、水が飛び散ることもありません。

受けとめる側の容量が大きいほど、刺激に対する反応は小さくなります。人の
心も同じように、心の器が大きいほど、刺激に対する反応は小さくなります。

心の器を大きくすれば、以前は許せなかったことを許せたり、苦にしていたこ
とを淡々とやり過ごすこともできます。まわりの状況を変えることはできなく
ても、自分の心を変えることは可能です。

心が変われば、ものごとに対する見方も変わります。
見方が変われば、生き方も変わります。

生き方を変えていけば、顔の表情もおだやかになります。
おだやかな顔が、やさしい心を育てます。

やさしさは、さまざまな幸運を引き寄せます。
うまくいかないのは、もしかすると、やさしさを忘れているのかもしれません。

「自分には運がない」と嘆く前に、ひと呼吸おくだけで、やさしさを取り戻す
ことができます。「いち・に・さん」と、3つ数えるだけでも、あせる気持ち
を抑えることができるのです。

やさしさを見失わない心がけが、心の器を大きくするように思います。
おだやかな表情を心がけることで、心の許容量が大きくなっていくのではない
でしょうか。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

祝日のため、メルマガを作成する図書館がお休みでした。パソコンの使用を嫌
う図書館が増えていますので、つくづく・・・土曜日に通う図書館のありがた
みを感じました。

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