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    週刊「よりよい生き方」     NO.318      07.08.19
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○ ことばのチカラ ○


自分の大きさに気づいていないのは、自分自身なのかもしれません。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


一番身近な存在であるはずなのに、自分を知るのはむつかしいことです。
むしろ「近すぎて見えない」と言った方が、適切かもしれません。

山を登る途中、山の形がわからないように、接近しすぎると全体がわからなく
なります。目先にとらわれれば、大事な何かを見落とすこともあります。

日々の生活に慣れが生じると、いろいろと見失うものがあります。ささやかな
ことに感謝できたのに、いつしか当たり前と思うことがあります。年月ととも
に謙虚さを忘れて、傲慢になることもあります。

近すぎて見えなくても、習慣の中で何かを忘れても、一定の距離をとれば見え
なかったものが見えてきます。絵画を鑑賞する際、身近で見るときと離れて見
るときの印象が変わるように、適度な距離をとれば、違うものが見えてきます。

心の目は、自由自在に対象との距離を変えることができます。適度な距離で見
ると、身のまわりや自分自身の良さが見えてきます。部分的に見たり全体的に
見たりと見方を変えてみれば、適当な距離感もわかります。

自分自身を見る場合、鳥の目になって上から見ることができます。あるいは蟻
の目になって、下から見上げることもできます。もう一人の自分になって、客
観的に見ることもできます。

さまざまな位置から自分を見つめれば、自分の良いところが見えてきます。
一生かかっても自分を知り尽くすことはできませんが、自分自身を知れば知る
ほど、自分の深さに気づきます。

自分を知るほどに、人間のすばらしさがわかってきます。
自分を知るほどに、支えられている人たちへの感謝も深くなります。

「自分はこんなもの」と思うのは、自分を知らないからではないでしょうか。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

記録的な暑さに、まわりでは体調を崩した人がいます。夏バテされないように、
くれぐれもお体を大切にしてくださいね。

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