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    週刊「よりよい生き方」     NO.320      07.09.02
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○ ことばのチカラ ○


いかなる状況の中にも光があります。


幸せな人は、今の状況の中で楽しみを見つけられる人です。
幸せな人は、ささやかなことを喜べる人です。

今の自分を好きでいられると、容易に楽しみや喜びを見つけることができます。
幸せの近道は、「自分を好きでいられること」ではないでしょうか。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


小学生の頃、理科の時間に変温動物と定温動物を習いました。まわりの気温に
よって体温が変化するのが変温動物であり、気温に関係なく一定の体温を保て
る鳥類や哺乳類を定温動物といいます。

当時は哺乳類である人間は変温動物よりも優れていると思いました。しかし自
然の変異への対応力という視点で考えると、変温動物の方が順応性が高いので
はなかろうかとも思います。

人間も同様に変温と定温と申しますか、まわりに左右されやすい人と、まわり
に左右されにくい人がいます。この場合、まわりに左右されないタイプの方が
優れていると思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。

まわりの影響を受けやすい人は、風見鶏などと悪く言われますが、変化への適
応性として考えれば、変温タイプが優れています。時代は刻一刻と変わり続け
ますから、臨機応変にものごとを考えられる柔軟性が大切です。

変温タイプには変化への適応力という強みがあり、定温タイプには自分の意志
を貫くという強みがあります。すべてが優れていて、すべてが劣っている、と
いうものはありません。見方次第で、ものごとの優劣は変わっていくのです。

自分の欠点ばかりに、目がいくこともあるでしょう。
しかしその欠点も、見方を変えれば長所になります。
もしかすると、自分が思っている欠点は、長所なのかもしれません。

自分の弱さも、くふう次第で強みに変えることができます。
自分はこんなもの、と枠にはめているのは自分自身です。

枠を外して、「自分はこんなもの」という思いこみをやめれば、自分の良さが
見えてくるのではないでしょうか。

すべての人が、すばらしい何かを持っているのです。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

最近読んだ遠藤周作の『らくらく人間学  逆さまに見れば何んでも面白くな
る( 青春出版社  2007年)』の中で、感心したことがありました。

それは「石原裕次郎は、絶対に人の悪口を言わなかった」ということです。
長嶋茂雄さんも人の悪口を言わないことで有名です。

二人の共通点は、多くの人から愛されていることです。
愛される人は、人の悪口を言わない。


その本を読んでから、我が身を反省するとともに、人の悪口を言わないように
気をつけています。

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