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週刊「よりよい生き方」 NO.332 07.11.25
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○ ことばのチカラ ○
自分がされていやなことは、人にはしない。
自分がされてうれしいことを人にする。
日々心がけて実践するうちに、人間関係の悩みも減っていきます。
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こんにちは、発行者の礒ひろしです。
「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。
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○心のままに○
読書の秋さながらに、今月は読書のペースが好調です。久々に月間20冊以上
の本を読みました。月に50冊読んだこともあり新記録ではありませんが、4
年前に首を痛めて以来、月に20冊読むのは初めてです。
20冊以外にDS Light「文学全集」の短編を7冊読みました。図書館で借りる
本はどちらかと言えばビジネス書ですから、文学も織り込むことで、バランス
のいい読書ができたと思います。
今月読んだ本を振り返ると、聞き上手・気くばり・コーチングなど、人間関係
をテーマにした本が多かったと思います。これらの共通点は、「自他共に肯定
すること」の大切さです。
自分を肯定しつつ人も肯定するところから、良好な人間関係が生まれます。
どちらかを犠牲にすることなく、両雄並び立つ、ことが望ましい関係です。
もちろん人間には相性があって、どうあがいても合わない人はいます。
苦手な人と合わせるのは苦痛ですが、無理をして合わせる必要はありません。
嫌いな人でも、こちらから挨拶くらいはできるはずです。無理をするのではな
く、適度な距離感を持って接すればいいのです。
嫌いな人であっても、どこかに長所はありますから、長所だけを見ることは可
能です。相手の長所を肯定して、それ以外には目をつむることもできます。
相手に合わせようとするから腹が立つのです。自分自身をきちんと肯定すれば、
相手が何を考えているのかは、二次的な問題になります。
相手が変わらなくても、自分の見方を変えることは可能です。
相手が信用していなくても、自分が相手を信用することは可能です。
相手が認めてくれなくても、自分が相手を認めることは可能です。
できないことを、無理にやろうとするから苦しいのです。
できることを確実にやっていけばいいのです。
人間関係の基本は、自分と向き合うところから始まります。
自分を肯定できない人は、相手を肯定できないのです。
自分を大切にしない人は、相手を大切にできないのです。
まず、自分を肯定するところから始めればいいのです。
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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>
村上春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること 』(文藝春秋)も、ち
ゃっかり読みました。この作品はエッセイですが、この10年間に発行された
村上春樹の小説は(たぶん)すべて読んでいます。どれだけ読書量が減っても、
なぜか彼の作品だけは見逃せません。
どれだけ状況が変わっても、何らかのこだわりを持っていたいものですね。
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