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    週刊「よりよい生き方」     NO.342      08.02.10
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○ ことばのチカラ ○


マイナスの口癖がマイナスを招くように、プラスの口癖がプラスを招きます。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


「無くて七癖」と言われるように、習慣によってできた性質を、誰もが持って
います。口癖であったり動作の癖であったりと、本人は気づいていなくても、
なんらかの欠点を、誰もが持ち合わせています。

生まれつきの性格もありますが、偏った癖の多くは後天的に身につけています。
悪いことの多くは、後天的に身につけた悪癖が原因になっていることが多いの
ではないでしょうか。

不平不満の多い人が、「自分はついていない」と言うたびに不運が上乗せされ
るように、悪いことには悪いことが重なります。「○○のせいで・・・」など
と、誰かに責任をなすりつけて一時的に気分は晴れても、悪いことは改善され
ません。

目には見えないけれど、人の心が、さまざまな力を引き寄せています。プラス
の心がプラスを引き寄せることはあっても、マイナスの心がプラスを引きつけ
ることはありません。

マイナスの思いは、マイナスを寄せ付けます。マイナスの言葉も、さらに大き
なマイナスを生み出します。心が重苦しくなるのは、雪が積もるようにマイナ
スが重くのしかかっているからです。

長い年月をかけてつちかった習慣を変えることは、たいへんなことです。マイ
ナスに傾いた心を、いきなりプラスにするのは難しいことかもしれません。

自分は運が悪いと思うのであれば、心や言葉にマイナスがあることを認識すれ
ばいいのです。自分の中にあるマイナスを知ることが、運を好転させる第一歩
です。

「こういうマイナスがあるから、自分はだめな人間だ」と、考えるのではなく
て、そういう事実を認めればいいのです。誰の心の中にもマイナスはあります。
自分のマイナスを責めるのではなく、認めればいいのです。

自分のマイナスを認めると、悪いことが起これば、自分の心が引き寄せたんだ、
という自覚が生まれます。

自覚があれば、不満を言ったり誰かのせいにすることもありません。
自覚があれば、反省しますから、それ以上悪いことは重なりません。
自覚があれば、何を変えればいいのかもわかってきます。

自分を知ることは、自分の中にあるプラスもマイナスも知ることです。
自分を知り、自分の中にあるマイナスも認めることによって、悪いことの連鎖
を断ち切ることができるのです。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

反省することと、自分を責めることは、まったく違います。違うものを、同一
に考えるから苦しくなるのではないでしょうか。

反省したら、自分を責める必要はないのです。

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