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    週刊「よりよい生き方」     NO.347      08.03.23
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○ ことばのチカラ ○


嫌いな人を、無理に好きになる必要はありません。
無理に合わせれば、ストレスがたまります。

好きになろうとか、合わせようとするのではなく、その人の前で平常心を保つ
ようにすればいいのです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


人それぞれに、長所もあれば短所もあります。短所ばかりが目につく人でも、
必ずどこかに長所はあるものです。

同じ人に対して、長所ばかり目につく時期があれば、短所しか目に入らない時
もあります。人は環境の変化によって、見方や考え方が変わります。

恋愛期間は、良いところばかり見ていたのに、結婚して環境が変わると、悪い
ところも目につきます。やがて、そこが許せなくなって離婚する、ということ
もあるでしょう。

悪い噂を聞いていた人と同じ仕事をするようになって、「けっこういいヤツじ
ゃないの」と、見直すこともあります。ずっと気に入らなかったけれど、意外
な長所を発見して、その人を好きになることもあります。

人間の感情は、好き嫌いで決まります。好きな時は許せるけれど、嫌いになれ
ば、同じことが許せなくなります。

「あばたもえくぼ」のごとく、好きになれば欠点までよく見えます。反対に
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と、その人を憎むと、たとえ長所であっても許
せなくなります。

そもそも人間は、人を許すことによって成長する、という性質を持っています。
感情のままに人を見るだけでは、成長の機会を失い、結局自分が損をします。

嫌いな人を見ると腹が立つのは、もしかすると、その人を許せない自分自身に
対して、腹を立てているのではないでしょうか。その人の短所を、自分も持っ
ているから腹が立つのではないでしょうか。

嫌いな人とは、距離をおいて付き合うこともできますが、自分自身とは、死ぬ
までずっと付き合わなければなりません。

まず自分自身を許すことです。
自分を許せると、人を許すこともできます。
自分を許していくうちに、自分や人の欠点も許せるようになるのです。

人間は許すことによって、人としての価値を上げていきます。
人間の値打ちを上げるにつれて、人生の質も向上するのです。

質の高い生き方をしたいですね。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

謙虚さがあれば、人を好き嫌いのものさしでは見ないと思います。苦手な人は、
自分に足りないものを教えてくれる先生、と思えばいいのではないでしょうか。

まわりの人は、みんな先生なんだと思えば、もっと多くのことを学べるように
思います。謙虚になることが、嫌いな人を減らす妙薬かもしれないですね。


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