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    週刊「よりよい生き方」     NO.350      08.04.13
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○ ことばのチカラ ○


悔しいと思うことは、いいことです。
悔しいと思うたびに、人間は成長します。

敗北があるから、人はそこから強くなっていくのです。
つらい気持ちが、人間を大きくするバネに変わるのです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


わからないことを「わからない」と言うには、勇気が必要です。自分の未熟さ
を認める人は、知勇ある人なのです。

その昔、ソクラテスは「無知の知」を唱えました。自分の無知を自覚すること
が、人間に可能な最高の知である、という意味です。

わかっていることでも、まだ知らない部分はあります。物事の本質がわかるほ
ど、知らないところが見つかります。自分が何を知らないのかを知ることが、
知識や知恵を向上させる出発点です。

知っているという思い込みから、人間の不幸は始まります。知らないことをす
なおに認めれば、トラブルは起こりません。知らないことまで知っているつも
りでいるから、問題が起きるのです。

仕事でわからなければ「調べてご返事します」と言えばいいのです。「知らな
い」と言えないところから、問題は発生します。知ったかぶりをして、それが
間違っていれば相手は怒ります。

あとから数倍の労力で謝罪しても、相手は許してくれないかもしれません。弁
明すれば、言い訳と解釈されて、相手からの信用を失うこともあります。

仲間を作ることは大切ですが、敵を作らないことも、生きていく上で大事なこ
とです。知ったかぶりをしないことが、敵を作らない近道、なのではないでし
ょうか。

知らないことを認めるのは、転ばぬ先の杖となります。
自分の未熟さを認めることは、相手からの信頼を得るきっかけにもなります。

未熟さを知れば、学ぼうとしますから、そこから人は成長します。
わかっているつもりになれば、そこで人間の成長は止まります。

人間として成長するために、知らないことをすなおに認めたいものです。
わからないことは「わからない」と、はっきり言える人間でありたいですね。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

僕が社会人になった頃、ある先輩から教えていただいた、お客様から嫌われる
セールスの3条件をご紹介します。

1 約束を守らない
2 言い訳をする
3 知ったかぶりをする


これを言い換えれば、相手から好かれる3条件になると思います。

1 約束を守る
2 言い訳をしない
3 知ったかぶりをしない


後日、その先輩に、この話を教えられた方にお会いしました。社会的に地位の
ある方でしたが、人間的にも魅力のある方でした。

人間はいろんな人から、いろんなことを教えていただきながら成長します。
無知を自覚すれば、こうした話をすなおに受け入れて、自分の力に変えていけ
るように思います。

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