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    週刊「よりよい生き方」     NO.359      08.06.22
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○ ことばのチカラ ○


「好きこそものの上手なれ」とは、好きなことに集中して力を注げば、上達が
早い、ということなのです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


好きなことに打ち込む時、人は輝いています。たとえば、はたから見れば困難
なことでも、口笛を吹きながらスイスイとこなしていきます。

ある人にとっては苦労することも、それを得意とする人には、いとも容易いこ
とだったりします。人の顔が違うように、人それぞれに得意分野があって、自
分が持つ特異な才能を知ることが強みになります。

人は誰もが、強みと弱点を持っています。弱い部分を伸ばすよりも、強いとこ
ろを伸ばす方が、進歩も早く、より大きく成長します。

嫌いな分野は努力してもなかなか力も伸びませんが、好きなことは、不得意な
分野よりも少ない労力で力が伸びます。むしろ苦手なところを克服するよりも、
得意なところを伸ばして弱点を目立たなくする方が、効率もいいのではないで
しょうか。

好きなことと得意なことには相互関係があります。これを才能とも言いますが、
才能は先天的なものより、後から身につけるものの方が大切です。先天的な才
能を鼻にかけていれば、後からがんばった人に、すぐに追い越されます。

才能とは、努力し続ける力です。プロと呼ばれる人たちは、好きなことを通し
て、自分の強みを伸ばした人です。最初は好きで始めますが、続けることによ
って本物の力に変えた人です。

自分の強みがわからないこともあるでしょう。

多くの人は、何に向いているのか、わからないまま就職して「ほんとうに、自
分はこのままでいいんだろうか」と思いながら、目の前の仕事をこなしている
のではないでしょうか。

好きでもない仕事に追われて、自分の強みを探す暇さえ、ないのかもしれませ
ん。しかし、嫌いと思っている仕事でも、視点を変えれば、好きな部分が見つ
かるのではないでしょうか。

こういうことは苦手だけど、こういうことはけっこう好きなんだよな、という
部分が、嫌いな仕事の中にもあるはずです。自分が得意とするところを見つけ
たら、そこに集中すれば成果が現れます。

成果が出れば、その部分を好きになります。自分の好きなところに対して、と
ことん力を注げば、いつしか仕事も楽しくなります。仕事を楽しめれば、私生
活にも良い影響が出るのではないでしょうか。

嫌いなことに目を奪われて時間を浪費するよりも、好きなことに力を注ぎたい
ものですね。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

昔から「好きなことを仕事にできる人は幸せ」と言われますが、最初は嫌いな
仕事でも、強みを生かして、その仕事を好きになることは可能です。

幸せな人は、どんな状況の中にでも、自分の強みを見い出せる人なのではない
でしょうか。

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