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    週刊「よりよい生き方」     NO.360      08.06.29
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○ ことばのチカラ ○


うまくいかないこともあります。
つまずくことだってあるでしょう。

でもそれは、冷静になりなさい、というサインなのです。


冷静になれば、本来の自分を取り戻せます。
本来の自分に返れば、平常心でものごとに挑むことも可能です。
平常心で挑めば、物事もうまくいくのです。

焦りや不安があるから、うまくいかなかったのです。
怒りや驕(おご)りがあるから、つまずいたのです。
過ぎた時間は取り戻せませんが、体制を整えれば、挽回することは可能です。

順調に歩く道よりも、つまずいた道の方が学ぶことも多く、自分を成長させる
のです。

まわり道が近道だった、ということは、よくあることです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


何をやってもうまくいかない時、というものは誰もが経験します。

スランプに陥ると、不安や心配が大きくなります。気分も沈みがちで、物事を
悪く捉えたくなります。気持ちだけで済めばいいのですが、体調を崩して病気
になれば、弱り目に祟り目です。

悪いことが起こるのは、誰にも共通していますが、立ち直りの早さは、人それ
ぞれに違います。何もかもがうまくいっているように見える人は、落ち込んで
から、立ち直るまでの時間が短い人です。

立ち直りが早い人は、はたから見れば「あの人はいいな〜。いいことばかり
で・・・」と思われがちですが、こういう人にだって、スランプはあります。
悪いことだって起こるのです。

立ち直りが早い人は、気持ちの切り替えが上手です。悪いことは悪いこととし
て、すなおに認めればいいのです。悪いことを認めて受け入れると、そこから
何をすればいいのかも、容易く見つかります。

悪いことが起きた時、それを認めたら自分の負けだ、などと、すなおにならな
いから、悪いことが次々と襲ってくるのです。悪いことを誰かのせいにしても、
問題は解決しないのです。

事実は事実として、まず受け入れればいいのです。事実をどう判断するかは、
人の心が自由に決めるものです。プラスに判断するのも、マイナスに判断する
のも、人の心が自由自在に決めているのです。

失敗の中に成功の種があるように、成功の中にも失敗の元素は含まれています。
不幸の中に幸福のきっかけがあるように、幸福の中にも不幸の兆しはあります。

ものの見方を柔軟にすると、悪いことの中にある、喜べる部分も見つかります。
心を柔らかくすると、ものの見方も柔軟になります。

心が柔軟になると、早く立ち直れるのです。
立ち直りの早さは、心の柔軟性が決めているのです。

柔らかな心で、ありたいものですね。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

早いもので、もうすぐ7月ですね。皆様にとって、すてきな夏でありますよう
に、お祈り申し上げます。

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