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    週刊「よりよい生き方」     NO.362      08.07.13
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○ ことばのチカラ ○


相手の笑顔がほしいのなら、自分が笑顔になればいいのです。
相手に元気になってほしいなら、自分が元気になればいいのです。


人に何かを期待する前に、自分にできることを探したいものです。
まず自分から、はじめたいものですね。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


僕の職場のすぐ近くに量販店があります。郊外型大型店に客を取られたためか、
いつ行ってもすいています。仕事帰りの夕方でも、さほどの混雑もなく、コン
ビニ感覚で寄れますから重宝しています。

以前書いた気がしますが、自宅の近所にも量販店がありましたが、3年前に閉
店しています。業界的に厳しい現状ですが、この店はがんばってほしいと、僕
は願っています。

先日、のど飴を買おうとレジに向かったところ、あることに気づきました。そ
れは一つのレジだけ並ぶ人が多いのです。他のレジは、たいてい2人くらい待
っているのに、そのレジだけは5〜6人並んでいます。

僕もよく利用しますから、レジにいる人の顔ぶれはだいたい把握しています。
どうしてあのレジだけ行列が長いんだろうと思って係の人を見ると、「ああ、
なるほど」と、納得しました。

僕もよくその人から買わせていただきますが、他の人と違って、いつもニコニ
コと元気よく、同じお金を払っても、なんだか得をした気分になれる人です。
また手際がいいため、「待たされる」という感覚が少ないのも、その人の特徴
です。

並んでいるのは大半が主婦ですから、空いている所をめざとく見つけるは得意
かと思いますが、毎日利用していれば、誰から買ったら気分良く帰れるのかも
心得ていると思います。

人の感情は伝染します。笑顔の人に接すれば、笑顔になれます。元気な人に接
すれば、自分も元気になれます。行列が長くても、感じのいい店員さんから買
いたいと思うのは、僕だけではないだろうと思います。

僕は、その人のレジに並ぼうかと考えましたが、違うレジに入りました。僕が
入ったレジの人は、笑顔ひとつ無く、「ありがとうございました」の声も、ほ
とんど聞き取れませんでした。

ああ、僕も行列に並べば良かった、と思いながら、店を後にしました。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

いろんなお店に行くたびに思うのですが、同じマニュアルでも対応の良し悪し
に違いが生まれるのは、人柄の違いによるものでしょうか。それとも、その人
の仕事に取り組む気持ちの違いなのでしょうか。


いろんな人を見ながら、なりたい自分を思い描くのもいいかと思います。
なれる自分、というものもありますが、理想に向かって歩くことも大事です。

人は、自分の心が決めたとおりの人間になれる、ことを信じたいものですね。


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