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    週刊「よりよい生き方」     NO.371      08.09.21
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○ ことばのチカラ ○


自分の価値観を大切にできる人ほど、人の価値観を大切にできるのです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


価値観とは、ものごとの判断をする根幹となるものです。良いことや悪いこと、
好きや嫌い、やりたいことややりたくないことなど、さまざまな判断の基準に
なります。

人それぞれ顔や性格が違うように、価値観はそれぞれに違いますから、人間関
係にも影響します。仕事や家庭生活において、価値観にズレが生じることもあ
ります。

自分が正しいと思っていることでも、それを間違いと思う人もいます。自分に
は心地いい環境でも、居心地が悪いと思う人もいます。人それぞれに価値観が
違うことを、いつでも認識しておきたいものです。

心の動きに応じて判断基準が変わることもあります。今まで許せたことが、何
かのきっかけで許せなくなることもあります。反対に、許せなかったことを許
容できることもあります。

心に形はありませんが、風船のように大きくなったり小さくなったりと、許容
範囲は変わります。大きくなれば寛大にものごとを見つめられますが、小さく
なれば些細なことに腹が立ちます。

心の大きさは一定のものではなく、その時々の状況によって変わるようです。
怒りっぽくなっていれば、心が小さくなっているんだな、と意識するだけで、
冷静さを取り戻して、見方を変えることができます。

見方を変えて寛大になれば、たいていのことは許容範囲におさまるはずです。
心を大きくしても、どうしても許せないのであれば、それは自分の価値とは違
うことなのかもしれません。

価値観の違いを我慢すればストレスがたまります。価値観の違いは、心の根幹
に関わることですから、そのまま見過ごしていれば心を蝕(むしば)む原因に
なります。

人の心には、原因を知ることによって、痛みを和らげる力があります。
何かしら心がさえないのであれば、原因を探るのもいいかもしれません。

心の平安を保つコツは、悪いことの原因を知ることです。
原因を知れば、見方や考え方が変わります。
見方や考え方が変われば、行動も変わります。

行動が変われば、結果も変わるのです。
結果がよくなれば、心もおだやかになります。

おだやかな心でいることが、自分の持っている価値観を大切にすることなので
はないでしょうか。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

澄みきった秋空のような心。

そんな1週間をお過ごしいただけますように。

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