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    週刊「よりよい生き方」     NO.383      08.12.14
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○ ことばのチカラ ○


相手の立場になって考えることは、想像力を働かせることです。

たとえ想像力が不足していても、「自分がされてイヤなことは、人にしない」
「自分がされて嬉しいことを、人にする」を意識すれば、相手も悪い気はしな
いでしょう。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


「相手の立場に立って考える」という言葉を、よく見聞します。お客様相手の
仕事であれば、よく耳にすると思います。相手が「お客様」であったり「人」
であったりと言い方は違っても、基本的な考え方は同じです。

自分のことでさえ100%理解できないのに、相手を完璧に理解することは不
可能です。私たちにできることは、理解しようとすることです。

相手を理解しようとすることは、相手の立場になって考える第一歩です。
理解しようとする心がけがある場合と、理解しようとしない場合では、まった
く違う答えが出てきます。

好きな相手であれば、一所懸命理解しようとしますが、嫌いな人の場合、その
人のことを考えるのもイヤになります。相手を理解しようとするには、嫌いで
はない、ことが最低条件です。たとえ好きにはなれなくても、嫌う心は抑えた
方がいいでしょう。

どうしても嫌う気持ちを抑えられないのであれば、そういう人とは距離を置い
たほうがいいのかもしれません。しかし何らかの縁があって、その人は自分の
そばにいるわけですから、人を嫌うこと自体、もったいないことです。

反面教師という学び方もあります。「人は鏡」と言われるように、自分の短所
を見つけるヒントがあるかもしれません。ですから、できるだけ人を嫌わない
ようにしたいものです。

また、相手の立場で考えようとするあまり、自分を見失っては意味がありませ
ん。あくまでも自分を大切にしつつ、相手への想像力を働かせることが大事な
のではないでしょうか。

まずは自分を大切にする。
そして、自分と同じように、もしくはそれ以上に相手を大切にする。

人の立場に立って考えることは、自分を考えることでもあります。
自分を考えることは、自分を見つめることなのです。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

今年も残り少なくなりました。少々汚れていてもお正月はやってきますので、
無理をしない程度に大掃除をしたいものですね。

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