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    週刊「よりよい生き方」     NO.393      09.03.01
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○ ことばのチカラ ○


人間は不完全な存在です。

不完全な人間が完全であろうとするところから、苦しみは生まれます。
不完全を認めて柔軟になれば、苦しみも減るのです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


僕は20年ほど前、営業で関西や中国・四国地区を担当していました。なかで
も大阪には毎週通いました。単なる僕のイメージですが、関西の人は数字の表
現も「ぼちぼち」「そこそこ」と、アバウトな言い方が多いように思います。

大まかで細かいことは気にしない、といった気風に最初は戸惑いましたが、慣
れるにつれて、親しみがわきました。関西弁(大阪弁)の中には、絶妙な表現
があるな、とも感じました。

大阪のバイヤーさんに「売り上げが厳しいので、何とかお願いしますよ」と頼
むと、「あんた、しめてなんぼやろ。年間で考えればええやん」と、かわされ
たことがあります。

ものごとは目先だけでなく、全体で考えることが大切です。これを大阪弁で表
現すれば「しめてなんぼ」になるわけです。「しめてなんぼ」と、心に言い聞
かせれば、目先の呪縛から解放されます。

ある意味、僕が感じた関西のイメージは、大さっぱというのかアバウトな気風
ですが、こういった部分を心の中に持っていると、ゆとりが生まれます。

アバウトな部分があると、うまくいかなかった時の割り切りが早くなります。
目標が達成されなくても、うまくいった部分や前進しているところはあります。

ちいさな前進を正当に評価するためには、アバウトな見方も必要です。
完全を求めれば、ちいさな成功を見逃します。

すべてをアバウトにするのではなく、80%はきっちりやりつつ、残り20%
は大まかに、くらいがちょうどいいのではないでしょうか。もちろん状況次第
で、その比率は変えてもいいでしょう。

完璧をめざすよりも、「80%できたらよし」くらいが、ちょうどいいように
思います。

小さな成功でも、成功体験を生かして積み重ねる人が、大きな成功を手にする
のです。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

このメルマガも400号に近づきました。
こうして続けられるのも、皆様のおかげ、と感謝しています。

どこまで続くのかわかりませんが、「ぼちぼちやろか」くらいの気持ちで続け
たいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

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