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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 NO.394 　　 　 09.03.08
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○　ことばのチカラ　○


全体でとらえれば、良いことも悪いことも、それぞれに価値のある出来事です。


成功体験が自信になります。
失敗も学習になります。

全体で考える人は、成功しても謙虚さを忘れません。
全体で考える人は、失敗しても希望を捨てません。

うまくいっても、修正するところはあります。
うまくいかなければ、やり方を変えればいいのです。

全体を見つめれば、目先の出来事に惑わされないのです。
なにひとつ無意味な出来事はないのです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


先日、「１１年連続で、自殺者が３万人を超した」という記事を読みました。
さまざまな要因があるとは思いますが、じつに悲しいニュースだと思います。

百人の人間がいれば、百通りの生き方があります。人の生き方を干渉できるほ
ど、僕はできた人間ではありませんが、自殺以外の選択肢もあったのではなか
ろうかと思います。

自らの命を絶った人たちには、まわりや世間に対する、何らかのメッセージが
あったと思います。いじめを苦にして自殺した子供のニュースで、多くの親が
「今後、このようなことのないように・・・」というコメントを残されます。

しかしそうしたメッセージも、時間とともに忘れられます。自殺する人も気の
毒ですが、残された人は、もっと気の毒だと思います。ただただ、亡くなられ
た方々のご冥福と、まわりの人の立ち直りを願うばかりです。


かつては僕も、自殺を考えたことがあります。いろいろな死に方を考えました
が、まわりに迷惑をかけない死に方が見つからず、死ねませんでした。

こういう表現が妥当なのかわかりませんが、僕には死ぬ勇気がなかったのです。
それでもあの時、死ねなくて良かったと思います。

僕が自殺を考ていた頃、自分の死に方について、かなり真剣に考えました。
そこでふと気づいたことは、死に方を考えることは、生き方を考えることにつ
ながる、ということです。


「よい死に方をするためには、よい生き方をする必要がある」


人の命は、ひとつしかありません。
命を大切にしたいですね。



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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

卒業シーズンですね。なにかひとつ、悪い習慣から卒業できたら・・・、と思
う昨今です。人は悪いものを少しずつ捨てることによって、なりたい自分に近
づけると思います。

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