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    週刊「よりよい生き方」     NO.464      10.08.01
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○ ひとこと ふたこと ○


人を許せないのは、自分を許してないからではないでしょうか。
まず自分自身を、許してみませんか。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


人それぞれ顔が違うように、性格が違います。同じ場所にいても、考え方も見
方も違います。自分と人の違いをうまく把握しなければ、イライラが募ります。

たとえ違いを認識しても、許せない人がいるかもしれません。「こうあるべき
だ」という観念があれば、許せない気持ちは強くなります。「坊主憎けりゃ袈
裟まで憎い」と言うように、許せない人は、やることなすこと、すべてが気に
入りません。

たとえ許せない人でも、どこかに長所はあります。長所を探すことで、相手へ
の憎しみが減ることもあります。長所を探すゆとりはなくても、距離を置くこ
とで、ストレスが軽減することもあります。

心にゆとりがあれば、許容範囲は広くなります。心は伸縮自在です。心が大き
くなれば、小さなことに気をとられなくなります。心が小さくなっているから、
小さな違いを許せないのかもしれません。

自分の心を決めるのは、まわりの誰かではなく、自分自身です。
自分の心しだいで、許せなかった人を許すことはできます。
心の成長次第で、憎しみを感謝に変えることもできるのです。

世の中には、自分に不愉快な影響を与える人がいても、自分にやさしくしてく
れる人だっています。足を引っ張る人がいても、助けてくれる人もいます。
いやな人に心を奪われると視野が狭くなって、マイナスのことばかり考えます
が、視界を広めれば敵ばかりではなく、味方がいることにも気づきます。

どんなところからでも学べるように、どんな人からでも学べます。好きな人か
ら学べるように、嫌いな人からでも学べます。何を学んでいいのかわからなけ
れば、反面教師と考えればいいのです。むしろ苦手な人の方が、多くの教材を
持っているのではないでしょうか。

「相手は鏡」と言われるように、嫌いな人が持つイヤなところは、自分自身の
嫌いな部分かもしれません。誰かを疑ったり嫌うのは、心のどこかで、自分を
否定しているからではないでしょうか。

自分を否定すれば、人を否定します。
自分を肯定すれば、人を肯定できるのです。
自分に対する思いは、人への思いにつながります。

自分自身を、まるごと認めればいいのです。
あるがままの自分を、認めればいいのです。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

「自分がされてイヤなことを、人にしない」ことが、人間関係の基本ではない
でしょうか。基本を守ることから始めるのが、一番の近道だと思います。

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