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    週刊「よりよい生き方」     NO.523      11.11.27
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○ ことばのちから ○


自分を大切にできないと、人を大切にすることはできません。
自分を粗末にしているから、人をないがしろにするのです。

人にやさしくしたいなら、まず自分に対して、やさしくなればいいのです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


NHKのニュースを見て、消防団の特集が印象に残りました。僕も昨年、自治
会長をしましたので、地域に対する関心は、以前よりもあります。

僕が住む地域の消防団は、定員に満たない状態が続いています。40歳定年の
ルールも、加入者が少ないため、40を超えても、やめられないのが現状です。
多くの地域で、団員不足が問題になっているのでは、と思います。

消防団員はボランティアです。自営業の人や会社員の方が、火事や災害が起き
た時に、地域住民の安全確保をする役割があります。しかし彼らも、同じ人間
であり、同じ地域住民です。


東日本大震災の際、津波によって消防団員の犠牲者が出ました。人を救おうと
したために、逃げ遅れたとのことです。そこで消防団員のあり方が話し合われ
たそうですが、「逃げる勇気も必要」と結論が出たとのこと。


つまり誰かを助けることも必要ですが、自らの命も大事であるということです。
今まで消防団員の人には、「自分が逃げたら、何を言われるかわからない」と
いう呪縛があったと思います。

そこで今回、自分の命も大事にするという意思確認ができたことは、すばらし
いと思いました。予想を超える災害もある、という東日本大震災の教訓を生か
した決断だと、僕は思いました。


消防団のことを書きましたが、自然災害だけではなく、世の中には、さまざま
な危機があると思います。「逃げることも勇気ある選択」ということを知って
いるだけで、何かの役に立つのでは、と思います。

また自分の命を大事にすることも、このニュースから、あらためて学びました。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

震災には、いろいろな教訓がありました。「備えあれば憂いなし」のごとく、
自分にできる備えをしておきたいものですね。

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