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    週刊「よりよい生き方」     NO.535      12.03.11
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東日本大震災から1年。

お亡くなりになった方々に、謹んで哀悼の意を表します。
被災された皆様の復興を、心よりお祈り申し上げます。


同じ悲劇が繰り返されないことを願います。


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○ ことばのちから ○


自分にできることを、やっていけばいいのです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


この1週間、テレビでいくつかの東日本大震災に関する特集を見ました。時に
は涙しながら、時には心が温かくなりながら、僕は画面を見ていました。

この1年、自分にできることは何だろうかと自問しながら、義援金に協力しま
した。一人にできることは小さくても、その力が集まれば、やがて大きな力に
なります。

遠い空の下で、今の自分にできる仕事などを一生懸命すれば、直接の働きかけ
はなくても、めぐりめぐって被災された方々のお力になると思いました。


人の悲しみを比べることはできません。
同じ困難でも、人それぞれの受け止め方は違います。あっさりと乗り越える人
もいれば、その場で何年も立ち止まってしまう人もいます。

時間は経っても、心はそのときのまま、置き去りになることもあります。親し
い人を亡くせば、心の中で、その人はそれ以上年をとることはありません。そ
していつまでも、心の中で生き続けます。

そうした悲しみを、無理に忘れ去ることはできません。
無理やり、忘れる必要もないでしょう。


時間が、自分の立ち位置を変えてくれることもあります。
立ち位置が変われば、見方が変わることもあります。

時間が経てば、「ああ、あれがあって良かった」と、思うことができるように
もなります。「あの悲劇のおかげで、自分は強くなれたんだ」と、素直に振り
返ることもできるのではないでしょうか。


生きていくことは、楽しいことばかりではありません。
悲しいことや、つらいことがたくさんあります。

それでも私たちは、生きていることの尊さを、あの震災から学んだのではない
でしょうか。


人間は皆、生きているだけで意味があるのです。
生きていることが尊いのです。



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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

先週は、何年かぶりに風邪で寝込み、メルマガを休刊して失礼しました。
健康の大切さや、生きているありがたさを、つくづく感じたこの1週間でした。

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