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    週刊「よりよい生き方」     NO.537      12.03.25
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○ ことばのちから ○


遠い空の下で、あなたの幸せを願っている人がいます。
遠く離れていても、あなたを忘れない人がいるのです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


うららかな春   桜のつぼみも膨らみ  今日3月25日 (3月25日)
僕たちの  私たちの  卒業式  (卒業式)


おにいさん  おねえさん  ご卒業おめでとうございます
(おめでとうございます)



これは小学校の卒業式で、卒業生と在校生が交わした言葉です。(  )内は
全員で斉唱しました。上段が卒業生、下段が在校生です。30数年前のことな
がら、この部分はしっかりと覚えています。

「うららかな春」は、僕が言いました。6年1組で出席番号が早く、声が大き
いという理由(だったと思います)で、開口一番の大役を仰せつかりました。
関係ないと思いますが・・・、学級委員もやっていました。

練習の際、「もう少しゆっくりと」とか、「もっと心を込めて」など、先生か
らご指導いただいた記憶があります。当時は、なぜ自分だけが・・・、という
思いもありました。卒業式も、最初が肝心ということでしょう。

卒業シーズンになると、なぜかこの頃を思い出します。小学生として、一番の
良い思い出だったのかもしれません。ほかにも断片的な思い出はありますが、
いやなことよりも、楽しかったことを思い出せるのは、ありがたいことです。

もしかすると、年をとればとるほど、こういう小さな頃のちょっとしたことを、
思い出すのかもしれません。小学生までは、まわりの目も温かかったように思
います。子供の頃の楽しかったひとときが、大きな宝物になるように思います。

それでも現状がつらい時は、楽しかった記憶がよみがえらないかもしれません。
つらい記憶ばかりがよみがえって、よりいっそう不安にさいなまれることもあ
るでしょう。

良い記憶が思い出せない時は、無理をせず嵐が去るのを待つのもいいでしょう。
幸せな記憶を思い出せる時は、現状がたいへんでも、心には、まだゆとりがあ
るのかもしれません。

人は、思い出という宝物を持って生きていきます。
良いことも悪いことも、年月がたてば宝物に変わるのです。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

同級生に、こんな思い出話をしても、覚えていない人の方が多いと思います。
思い出の重さは、人それぞれですよね。

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