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    週刊「よりよい生き方」     NO.562      12.09.30
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○ ことばのちから ○


悔しさは、成長の糧になります。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


野球好きとして、「引き際の美学」という言葉が頭に浮かぶ季節になりました。
今年も、プロ野球界ではスターと呼ばれた選手が引退します。引退会見・引退
試合ができる選手もいれば、ひっそりとユニフォームを脱ぐ選手もいます。

昨日、ふと目にしたスポーツ紙では「引退しようか、どうしようか」と悩んで
いる選手の記事を目にしました。この記事を読みながら「悩めるうちが花」と
思いました。

活躍した選手は、自分で引退を決められます。自分で決める選手も、余力を残
して引退する人もいれば、ボロボロになるまでやる選手もいます。さまざまな
ケースを見ながら、その人なりの美学を想像します。

何年か前、落合監督が入団会見の際、新人選手に対して「自分で引退を決めら
れる選手になってください」と、言ったのが印象的です。

多くの選手は、球団が引退を決めます。正確には「戦力外通告」を出します。
戦力外通告を受けても、他球団からお呼びがかかる選手は幸いです。活躍した
選手でも、ケガや病気によって復活できないケースもあります。

引退を自分で決めても、誰かに決められても、共通するのは、どこかに悔いが
残っているのでは、ということです。悔いのない人生は理想ですが、現実は
「もっと、ああしておけばよかった」という後悔が残ります。

僕は、後悔していいと思います。
そういう悔しさがあるから、これからもっとがんばろう、というエネルギーも
沸いてくるのです。悔しさをバネにして、人間として成長すればいいのです。

引退しても、人生には、まだまだ先があります。
なにかが終わっても、まだ、その先はあるのです。

一般社会でも、人事異動や転勤・転職など、なんらかの節目があります。
なにかが終わっても、すべてが終わるわけではなく、そこから先も、人として
生きていかなければいけません。

節目を超えるたびに成長できる・・・、そんな生き方をしたいものです。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

自分で進路を決めることもあれば、誰かに決められることもあります。
どちらにしても、前向きな転機として、とらえたいものですね。

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