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    週刊「よりよい生き方」     NO.590      13.04.28
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○ ことばのちから ○


小さな不幸は、大きな不幸を招かないための「転ばぬ先の杖」です。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


ほんらい、出来事には意味がありません。
人の心が自由に解釈して、出来事に意味を与えています。良い解釈も、悪く解
釈することも、どちらも選べます。良いとか悪いとかを決めない、という選択
もできます。

事実は変わらなくても、受け止め方や解釈のしかたには、人それぞれの自由が
あります。ある人はプラスに解釈することでも、ある人はマイナスととらえる
こともあります。

さまざまな刺激に対する、第一印象の決め方で、プラスにとらえやすくなる場
合もあります。プラスにとらえる人に共通するのは、自分に対する肯定感が強
いことです。

自分を肯定することは、人生を肯定することにつながります。
人生を肯定する人は、目先の出来事に一喜一憂しません。

大きな視点で捉えれば、たとえ好ましくないことでも、学習と解釈することも
できます。長い目で見れば、不幸を踏み台にすることもできます。

「必要悪」というものがあります。
ない方が望ましいけれど、やむをえない物事もあります。
不幸も、ひとつの必要悪かもしれません。

不幸があるから、人間は強くなれます。
辛いことや悲しいことがあるから、人の痛みがわかります。
この程度で済んで良かったと解釈すれば、感謝の気持ちもわいてきます。

人間は、さまざまな経験を通して成長します。
不幸とは、人が人として成長するために、必要なものではないでしょうか。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

村上春樹の新作を読了しました。「探し求め、探し出す」というテーマも健在
で、読んで良かったと思いました。

たぶん私たちも、何かを探し求めながら生きていると思います。
たとえそれが見つからなくても、謎のままで終わってもいいのです。
探し出そうとする姿勢を、いつまでも持ち続けたいものですね。


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