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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 NO.637 　　 　 14.03.30
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○　ことばのちから　○


桜の花を見るたびに、今の大切さを思います。
今という時間を、大事にしたいものです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


今年も桜の咲く季節になりました。近くに桜の名所があり、週末のウォーキン
グは桜見物ができそうです。気のせいかこの時期は、歩く人やジョギングの人
が多くなり、公園などはにぎやかになります。

子どもの頃は、桜に興味がなかったのですが、年を重ねると、桜にまつわる思
い出もふえます。桜の花を見ながら、卒業であったり、はじまりであったりと、
ふと昔を思い出すこともあります。

桜を見ていると、はじまりがあるから終わりがある、ということを思います。
楽しいはじまりもあれば、つらいはじまりもあります。生きていれば、いろい
ろな出来事があります。それでもすべて、いつか終わりが来ます。

早く終わることもあれば、時間をかけて終わることもあります。それでも、や
がて終わりがくるのです。日の当たる場所でも、暗闇の中でも、終わりがあり
ます。楽しいことがいつか終わるように、苦しいこともいつか終わります。

終わりがあることを知れば、多くの困難を乗り越えられます。
終わりがあるから、人は、そこでがんばれるのです。
結果に関わらず、がんばった経験は、自信につながります。

出口のない、入り口はありません。
平常心を取り戻せば、出口が見つかります。
初心を思い出して素直になれば、出口が見つかります。

寒い季節を乗り越えて咲くから、桜の花は美しいのです。
暗闇をぬけた人は、強く、美しいのです。

苦しい時は、終わりがあることを思い出したいものです。


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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

桜の花がはかないように、今あるものもはかないものです。
今あるものを、大切にしたいものです。

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