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週刊「よりよい生き方」 NO.672 14.12.14
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○ ことばのちから ○
夜明け前がいちばん暗いように、不幸のどん底にいる時ほど、幸福が近いので
はないでしょうか。
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こんにちは、発行者の礒ひろしです。
「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。
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○心のままに○
「かわいさ余って憎さ百倍」と、昔から言われます。かわいいと思う気持ちが
強いほど、憎しみに変わった時の気持ちは強くなります。
誰かを憎く思う気持ちは、人間である以上、ゼロにはできません。しかし状況
によって、そういう感情がなくなる時もあります。自分がなにかに夢中になっ
たり、大きな喜びに包まれる時は、人を憎むこともないでしょう。
憎しみや怒りは、大きな力を持っています。大きな力は、やがて自分を飲み込
みます。それらを抑制するのが、理性や想像力です。飲み込まれる前に、理性
を働かせたいものです。想像力が、転ばぬ先の杖になります。
怒りを爆発させても、問題は解決しません。憎しみを持ち続けることは、まわ
りまわって、自分を苦しめることになります。すぐには手放せなくても、いつ
か手放せるものです。
誰かを許せないこともあるでしょう。冷静に観察すると、相手を許せない自分
自身に、いちばん腹が立つのではないでしょうか。ほんとうは、自分の弱さが
許せないのかもしれません。
誰かを許す前に、自分自身を許せばいいのです。
自分を許せない人は、いつまでも人を許せません。
自分を許すことが、憎しみや怒りの感情を小さくする近道です。
人の気持ちは、いろいろなものが絡み合っています。
一方的に誰かが悪い、とは言い切れません。
複雑に絡み合ったものをシンプルにする方法は、自分を見つめることです。
そして、自分自身を許すことなのです。
自分を許すことによって、人間的に成長できるのです。
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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>
迎春準備の話題には、希望を感じます。
冬のあとには、春が来るのです。
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