呼吸法               もどる


メルマガNo.15で紹介しました呼吸法です。

なぜ呼吸法か?と申しますと、私は3年間続けたおかげで性格が変わりました。
もともと短気でありましたが、怒りが外に出なくなりました。
もちろん体の中に溜め込んでいるのではなく、呼吸法によって怒りを外に出して
しまうのです。

瞑想と比較はできませんが、私は呼吸法によって心の奥底の「もう一人の自分」
との対話をしています。ただ目を閉じて、30分くらい呼吸に集中するだけですが、
それを続けたおかげで、自分本来の良さを引き出すことができました。

ストレスや心配・不安の強い人にも呼吸法は効果があると思います。
ゆったりと息をすることで、自分の心と体をリラックスさせ、平常心を取り戻して
くれる効果があります。もちろん効果の出ない人がいらっしゃるかも知れませんが
最低3ヶ月やらないと変化には気付かないと思います。

効果はゆっくりと出てきますので、毎日続けることが大切です。
ひとつの考え方として、即効性のあるものはすぐに効きますが、すぐ元に戻ります。
ゆっくり効果の現われるものは、身についたらなかなか離れません。

最近はスポーツのメンタル・トレーニングとして、呼吸法が取り入れられています。
人間本来のよさを取り戻し、心身ともに健康になる呼吸法を改めて紹介します。

興味のある方は、自己責任において、試してみてください。
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◇呼吸法の主な注意点◇                                                   
・肺や心拍機能に異常のある方は、医師に相談してください。                 
・下腹部に力が入りますので、下痢をされている場合はひかえてください。
・少なくとも食後2時間以内は避けてください。(空腹感の強い時も)  

◇準備◇                                                                          
・硬めの椅子に座り、背筋を伸ばします。(背もたれにもたれない)               
・軽く目を閉じて、肩の力を抜きます。                                                     
・おへその少し下に丹田がありますので、慣れるまではそこに手を乗せます。 
・体内の悪いものを外に出し、良い空気を取り込むイメージを持ちます。        
・「息を吐き出す」ことに意識を集中させます。(自然に息を吸い込めます)      
・意識を呼吸に集中させます。                                                               
(息をはく時に下腹部に少し力を入れますが、それ以外は力を抜く)              

たとえば、雑念のようなものが沸いてきても、「あっ、そう…」程度にやり過 
ごします。※頭で考えないことがポイントです。 

 

◇呼吸のイメージ◇                                
1.おなかをへこませながら、口から大きく息をはき出します。      
2.ゆっくりと鼻で息を吸い(5秒くらい:おなかを膨らませる)       
3.しばらく息を止めて (5秒ほど)                      
4.ゆっくりと口から息をはき出します(8秒くらい:おなかをへこませる)
5.2秒ほど息を止めてから、2〜5を繰り返します。                         
(秒数は目安ですから、心地よいと思えるリズムで取り組んでください) 

はじめは1日1回20分を基準にしてください。(キッチンタイマーが便利)
腰掛けるほか、あぐらをかく・仰向けに寝そべる姿勢でも結構です。

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ご紹介したのは、あくまでも基礎的なことです。いろいろなパターンがありま
すので、ご自身にあった方法にアレンジしていただいてもいいと思います。
当初は数字を数えましたが、慣れると、その必要もなくなります。
息をはく際、心の中で「リラックス」とつぶやくのも効果的です。
「ここちよければ、それで良し」の精神で、楽しみながら取り組んでください。
さらに関心のある方は、書籍がありますので、書店・図書館でお探し下さい。
※無理をせず、心地良さを味わいながら「継続する」のがコツです。


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