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週刊「よりよい生き方」 NO.709 15.08.30
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○ ことばのちから ○
みじめな思いをするから、人の痛みがわかります。
つらい思いをするから、人にやさしくなれるのです。
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こんにちは、発行者の礒ひろしです。
「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。
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○心のままに○
先日、図書館の本を返すために回り道をしたおかげで、ラジオ体操帰りの小学
生を見かけました。横断歩道の前で、10人くらいの子供が待っていましたの
で、僕は車を止めました。
対向車も止まったので、子供たちは横断歩道を渡りながら、「ありがとうござ
います」と、大きな声でお礼を言いました。それだけのことですが、なんだか
心が和みました。
僕は子供の頃、見知らぬ人から親切にされたことは、心の片隅に残っています。
そういう記憶があるから、子供には親切にしたいと心がけています。ただ見て
いることしかできませんが、見ていることも、大切なことと思います。
空気を読むというのでしょうか、人の視線に対して、子供は敏感です。ある人
が、「10歳くらいまでは、まわりの目がやさしかった」と言いました。やさ
しくされた記憶は、さまざまな困難に打ち勝つ原動力のひとつだと思います。
いやな経験もするでしょうが、良い経験もしているはずです。ささやかなこと
の積み重ねが、人の心を作ります。絶望の中で、温かな記憶がよみがえれば、
踏みとどまることもできるでしょう。苦悩の中でも、良いことを思い出せば、
前に進むこともできます。
親しかった友人や、親切な人を思い出すことも、心を明るくする手段です。
そういう人は、きっとあなたの幸せを願っているものです。
誰かがどこかで、あなたの幸せを願っているのです。
気持ちを切り替えることは、いかなる状況の中でもできます。
絶望は新たな希望のはじまりであり、失意は心を強くするものです。
ほんの少し見方を変えれば、暗闇の中に光を灯すことができるのです。
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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>
僕は落ち込んだ時、「これは試練なのかもしれない」と、思いました。試され
ていると思えば、「負けるものか」という気持ちになりました。いきなりプラ
スにはなれなくても、その状況に負けないことは、できると思います。
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