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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 NO.712 　　 　 15.09.20
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○　ことばのちから　○


挫折は人を大きくします。
人は、暗闇を通り抜けることで、やさしさと強さを身につけるのです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


人はそれぞれ、なんらかの生きがいを持っています。趣味や仕事に生きがいを
感じることもあれば、家族に生きがいを感じることもあるでしょう。

生きがいとは、心のはりあいです。それがあることで、適度な緊張を持てたり、
心のバランスが保てます。生きがいは、心のエネルギーでもあります。

生きがいがあると、つらいことや苦しいことも乗り越えられます。生きがいが
人を強くします。心のはりあいがあると、今まで以上の力が発揮できて、もの
ごとが好転します。

それでも時々、人は生きがいを見失います。大切なものを失ったり、目標が達
成できないこともあります。希望が失望に変わることもあれば、思い描いた理
想が崩れることもあります。

すぐに立ち直ればいいのですが、どん底の状態が長引くこともあります。暗闇
の道は、心細いものです。原因がわかれば解決も早いのですが、原因を探して
も、見つからないこともあります。

見方を変えれば、失意の時は、心を休める時間なのかもしれません。がんばり
すぎて、心が疲れているのです。心の疲労を癒やすためには、休息も必要です。
心の休息が、新たな活力の元になります。

「元気になって」と言いますが、元気とは、元々自分が持っている気です。
ほんらい自分が持っていたものを、なんらかの理由で見失っただけではないで
しょうか。

元々あるものは、その気になれば、いつでも取り戻せます。すなおな気持ちで
自分を見つめれば、元気を取り戻せます。元気になることは、あるがままの自
分を受け入れることであり、自分を許すことです。

元気になることは、心を、まずフラットの状態にすることです。
プラスでもマイナスでもない状態にすることで、冷静な判断もできます。

元気になれば、反省も感謝もできます。
元気になれば、新たな生きがいを見つけることもできます。
なくしたものよりも、大きな生きがいを見つけることもできるのです。

生きがいは、ひとつだけではありません。
どんなところからでも、人は新たな道を歩き出せるのです。


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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

秋空のような、さわやかな心で日々を過ごしたいものですね。
よい連休をお過ごしください。

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