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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 NO.719 　　 　 15.11.08
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○　ことばのちから　○


「明日楽（あすらく）」

明日楽をするために、今日できることを実行することです。
そうすることで、心配や不安も小さくなります。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


心配とは、何か起きはしないだろうかと気にしたり、不安がることです。また、
心を配ったり、いろいろと世話をすることも意味します。

人間には想像力があります。いろいろなことを想像することで、うまく生きて
いこうとする力を持っています。心配にはプラスの面もあって、転ばぬ先の杖
になることもあります。また人のために、いろいろと想像力を働かせることも
できます。

しかしマイナスに考える傾向もあるようです。いろいろ想像して、不安が大き
くなることがあります。子供向けの番組で、怪獣を想像していたら、自分が怪
獣になるストーリーも記憶しています。

不安が小さなうちはいいのですが、大きくなりすぎると、自分では制御できな
くなります。自分の心が生み出したものに、いつしか支配されることもあるで
しょう。怪獣を作り出すのはＳＦの世界ですが、それに近い状態になることも
あるのでは、と思います。

心配になることは、人間として自然なことです。
心配するから、失敗を未然に防ぐこともできます。

マイナスのイメージを持つのであれば、最悪まで想像するのもいいでしょう。
最悪を考えると、実際には、そこまでは悪くならないものです。最悪まで考え
てみて、そうならないための方法を考えれば、案外うまくいくものです。

多かれ少なかれ、誰もが心配や不安を持っています。
苦しいのは自分だけではないことを、知りたいものです。

心配を解消する手段として、知っている人に聞くのもいいでしょう。知らない
から不安なのであって、知ることで安心することができます。

そして、今に集中するのもいいでしょう。目の前のことに集中することで、心
配や不安を忘れることができます。心配の中には、忘れてしまえば、それ以上
心を煩わせないものもあります。

心配や不安を作るのは自分の心です。
心配や不安を解消できるのも、自分の心なのです。

自分の心が持つ力を、信じてみたいものです。


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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

道はひとつではないように、不安を解消する方法もひとつではありません。
「これしかない」と思い込むから、不安が大きくなるのではないでしょうか。

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