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    週刊「よりよい生き方」     NO.730      16.01.24
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○ ことばのちから ○


人生には、3つの坂があると言われます。「上り坂、下り坂、まさか」です。

予測はできませんが、正直にやっていれば、まさかの出来事に遭遇します。

暗い道でも、いきなり明るくなることはあります。
いやだったことでも、何かのきっかけで好きになることもあります。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


僕の好きな言葉に、淮南子(えなんじ)の「五十にして四十九年の非を知る」
があります。

人間はいくら年を重ねても完璧というものはなく、どこかで間違いを犯します。
五十になったから間違えない、というものでもありません。それでも、いくつ
になっても自分を顧みて、正していくことは可能です。

この言葉は、五十で終わりではなく「六十にして六十化す」へと続きます。
つまり五十だからもう遅いのではなく、自分の非を認めて、そこから正してい
けば、人は変われるということです。


たしかに二十代には、いろいろな可能性があって上り坂です。そう考えると、
五十代は下り坂となります。しかしこの言葉のように、いくつになっても自分
の心しだいで、上り坂にできるのです。

どれだけ若くても、「自分はここまでで、あとは落ちるだけ」と、考えること
があります。大きな壁に当たったり、絶望を味わえば、目の前が真っ暗になり
ます。先がわからない不安ほど、心を痛めるものはありません。

それでも人間は、希望を持つことができます。
今という時間を、生き生きと生きることもできます。

心に情熱という灯をともせば、新たな道も見つかります。
自分自身が光となって、自分の道を照らせばいいのです。

もう年だからとあきらめないで、自分にできることを見つけたいものです。
心が前向きであれば、人生はいつでも上り坂なのです。

人はいくつになっても、人間として成長できるのです。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

最大級の寒波とのことで、ふだん雪の降らないところにも雪が降るようです。
時間にゆとりをもって、雪道で転倒しないようにお気をつけください。

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