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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 NO.734 　　 　 16.02.21
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○　ことばのちから　○


人は変わることができます。

でも、そのままのあなたも、いいのです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


落ち込むと、何かを否定したくなります。誰かのせいにしたくもなりますが、
人のせいにしても、心のわだかまりは消えません。

人のせいにすると、不信感だけが募ります。人への不信感も、よくよく考える
と、自分への不信につながります。人を責めいているつもりが、いつしか何も
かもがいやになって、自分を責めることになります。

「あなたが悪い」と、相手に人さし指を向けると、中指・薬指・小指の３本は
自分に向かいます。人のせいにすれば、いつしか３倍返しとなって、自分自身
を苦しめるのです

全てとは言いませんが、自分の苦しみのいくらかは、自分自身が原因なのでは
ないでしょうか。問題解決の近道は、原因を知ることです。他者が原因であれ
ば、それを取り除くことは困難でも、自分の原因は、いつでも取り除けます。

人のせいにする人は、自分を否定しているのかもしれません。
自分を否定するから、人を否定したくなるのではないでしょうか。

人は変えられなくても、自分を変えることは可能です。一時的に腹が立っても、
長い目で見れば、自分の非を認めて改善すれば、心は安らぐものです。自分を
改善することで、人に対する見方も変わるのです。

まず、自分を許せばいいのです。反省したら、自分を肯定すればいいのです。
誰よりも長くつき合わなければならないのは、自分自身です。

自分を嫌うことは、人生の多くを無駄にすることかもしれません。
自分を好きになることで、無意味と思っていたことに、意味を与えられます。

人の存在には、それぞれの意味があります。
自分の存在そのものに、意味があるのです。
自分自身に、価値があるのです。

つまらない日々も、自分を見る視線を変えることで、喜びを見つけられるので
はないでしょうか。自分を肯定したいものですね。


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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

寒暖差の激しい昨今、体調を崩さないように、どうかご自愛ください。

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