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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 NO.767 　　 　 16.10.09
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○　ことばのちから　○


悪いことがあると、なにかを否定したくなります。
否定し続ければ、出口が見えなくなります。

悪いことがある時こそ、すべてを肯定したいものです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


人は何かを失った時、失意や孤独を感じます。大切なものがなくなると、しば
らくの時間、落ち込みます。期待が大きければ、落ち込む時間も長くなります。

失意の時は平常心を失いがちで、これからどうしていいのだろうかと、不安が
大きくなります。マイナスの気持ちがマイナスを引き寄せるようで、不運な時
は不運が重なって、さらにつらくなります。

不運の渦中にいれば、冷静さを失います。そういう時は悪いことばかり考えて、
自分を責める気持ちが強くなります。また同時に、誰かを責める気持ちが巨大
化することもあるでしょう。悪いことを考えすぎれば、マイナスの気持ちに飲
み込まれることもあります。

マイナスの時にプラスを考えるのは、むつかしいことかもしれません。最悪の
事態の中で、長い目で見ようと考えるのは困難なことかもしれません。

立ち上がれそうにない時は、倒れたままでもいいのです。
涙が涸れるまで泣いてもいいのです。
とことん落ち込むことも、時には必要です。

立ち直れなくても、立ち直るのを待つことはできます。
忘れられなくても、忘れ去る時を待つことはできます。

命に関わることを除けば、今すぐ対処しなければいけないことは、そんなには
ありません。むしろ時間の力を借りる方が、スッキリすることもあります。

プラス思考にメリットがあるように、マイナス思考にもメリットがあります。
そのまま受け止めれば、否定する気持ちはなくなります。


自分の弱さを、そのまま受け止めればいいのです。
自分のマイナスも丸ごと受け入れればいいのです

マイナスも含めて、自分自身を肯定すればいいのです。


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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

今年最後の連休を、有意義にお過ごしください。

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