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    週刊「よりよい生き方」     NO.796      17.04.30
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○ ことばのちから ○


自分を甘やかすことと、自分を大切にすることは違います。

自分を甘やかす人は、人に厳しくなります。
自分を大切にすれば、人を大切にすることができるのです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


人間関係がこじれる原因のひとつに、考え方の相違があります。

相手が悪いと決めつければ、溝は埋まりません。自分は悪くないと思い込んで
相手を責めますが、一方だけが悪いケースはまれです。自分にも、どこか問題
があるのではないでしょうか。

人は、顔が違うように、考え方が違います。
違いに気づかないと、いつまでも相手は悪者です。
自分が正しくて、あなたが間違っていると、相手も思っているかもしれません。

しかし冷静になって見方を少し変えれば、相手の事情に気づくことがあります。
言葉にしなかったために、誤解が生じることもあります。

中には、水と油という人もいるでしょう。
そういう人とは、適度な距離を置くことで冷静になれます。

自動車の事故を防ぐ方法は、適度な車間距離を保つことです。距離があれば、
ブレーキも間に合いますが、距離が近いと、ブレーキが間に合いません。

車間距離のように、苦手な人との距離が適切であれば、ストレスも減るのでは
ないでしょうか。苦手な人に対して、挨拶だけはする、という選択もあります。

挨拶をしていれば、なにかを頼む時もスムーズにいきます。
割り切って考えれば、相手のことを必要以上に考えなくてすみます。

人それぞれ性格も違えば、生きてきた環境も違います。もしかすると、相手を
許せずにいる自分が歯がゆいから、腹が立つのかもしれません。

そもそも、人と人は合わない、という発想からはじめるのもいいでしょう。
嫌いな人がいてもいいのです。合わない人がいてもいいのです。
そう考えれば、気持ちのズレがあっても、許容範囲に収まります。

人と人は、うまくいっていても、なにかの拍子で険悪になることがあります。
うまくいかなかった人と、なにかをきっかけに親しくなれることもあります。

無理をせず、自分にできることをすればいいのです。
まず仲のいい人を、大切にすればいいのです。

人を嫌わない方法は、必要以上に、その人のことを考えないことです。
考えすぎるから、よけいに腹が立つのではないでしょうか。
苦手な人のことを、考えすぎないようにしたいものです。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

好き嫌いがあるのは、人間として自然なことです。自然に逆らうところから、
苦しみが生まれるのではないでしょうか。

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