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    週刊「よりよい生き方」     NO.813      17.09.03
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○ ことばのちから ○


不幸を良い機会と解釈すれば、そのおかげで成長できることもあります。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


かつて「注意一秒、ケガ一生」と、交通事故を防ぐ標語がありました。ちょっ
とした注意で防げることがあります。そうした注意を怠ると、一生、痛みを背
負うこともあります。


昭和44年9月3日、僕が小学1年の時、交通事故に遭いました。自転車で友
人宅からの帰宅途中、ダンプカーと接触して、大腿骨の骨折と頭を打ちました。
耳が半分ちぎれかかったとのことで、重症でした。

不思議なことに、事故に遭うまでの記憶がなく、気づいたら病院のベッドの上
でした。最初に担ぎ込まれたところがヤブ医者だったらしく、耳の縫い合わせ
と頭の内出血の処置はしたのですが、足は包帯を巻いただけでした。

見舞いに来る人からの「病院を変わった方がいい」というアドバイスに、総合
病院に転院しました。総合病院で処置したのですが、骨折の部位を10日ほど、
ほったらかしにしたために手術しました。

結局、退院できたのは翌年の5月で、1年生の2学期と3学期は欠席しました。
担任や校長先生のおかげで、出席日数不足にも関わらず、進級できました。

いいこともありましたが、長期の入院生活は退屈でした。リハビリも適当にや
ったのでしょう。膝が曲がらず、正座ができません。後々わかったのですが、
折れた足の骨は、成長するにつれて湾曲しました。そして片方の耳は聴力を失
いました。それでも、さほど落ち込むこともなく、現実を受け入れました。


一度壊れたものは、元には戻りません。
それでも悪いなら悪いなりに、生きていくことはできます。

不本意な時間も、それより前に、さかのぼってやり直すことはできません。
それでも考え方次第で、マイナスをプラスに変えることができます。

体は元通りにならなくても、心次第で、前向きに生きることは可能です。
自分の境遇を恨むことなく、できることをやっていきたいものです。

人間は、打たれ強い生き物だと思います。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

長い休みの後は、気持ちが緩みがちです。そういう時こそ、気を引き締めたい
ものですね。

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