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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 NO.832 　　 　 18.01.14
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○　ことばのちから　○


大切なものは、なくなってから気づきます。

まだそこにあるうちに、大切さに気づきたいものです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


ひょんなことから背中を痛めました。数年ぶりに整形外科に行って、リハビリ
をしています。当初痛めたのは背中でしたが、腰まで痛くなりました。たぶん
ぎっくり腰だと思います。

痛いのが背中の時は、日常生活の支障はありませんが、腰の場合、座ったり立
ち上がるたびに、痛みを覚えます。慢性的な鈍痛はありましたが、ここまで痛
くなったのは初めてです。先生に事情を話し、腰の治療もお願いしました。

ぎっくり腰は、安静にしているのが一番と聞きます。できることなら、１週間
くらい寝ているのがいいとのこと。それが無理なら、時間に余裕を持った行動
がいいと思います。

腰を痛めて、健康のありがたみを感じました。まわりにも腰の悪い人がいます
ので、少しは人の痛みも感じられたように思います。腰を痛めたおかげで、そ
こに腰があることも意識しました。

健康な時は気づかないことも、どこかを痛めて気づきます。どこかが悪くなる
ことは、立ち止まって自分を見つめ直すのに、良い機会なのかもしれません。

変化の激しい時代は、大切なことを見落としがちです。
どこかを痛めるのは、大切なものを考える時間なのかもしれません。

人は痛みを知ることで、自分を知るのではないでしょうか。
ふだん粗末にしている自分自身を、こういう時こそ、いたわりたいものです。

風邪をひくのも、どこかで無理をしている自分にストップをかけているのでは
ないでしょうか。健康のありがたみを知ることで、ケガや病気との向き合い方
も変わります。

痛みを感じるのは、ラッキーなことです。
命さえあれば、痛みもいつかは落ち着きます。

痛みがある時は、自分の大切さを知る機会です。
まわりに感謝したり、自分自身に感謝できる時間でもあります。

「不幸中の幸い」とも言いますが、悪いことの中にも、良いことがあるのです。


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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

風邪も、治りかけの時が大切です。くれぐれも無理をなさらないでください。
時節柄、お体を大切にしてください。

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