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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 NO.838 　　 　 18.03.04
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○　ことばのちから　○


生きていることは、すばらしいことです。
命は尊く、美しいものです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


ニュースで知ったのですが、３月は「自殺対策強化月間」です。僕のまわりに
も、自殺した人がいます。僕も昔、自殺を考えたことはあります。

自ら命を絶とうとする人には、さまざまな理由があると思います。わずかな時
間に決断する人もいれば、長い時間をかけて決意する人もいるでしょう。

相談する人がいれば、それとなく愚痴を言うのもいいでしょう。厚生労働省を
はじめ、相談できる機関もありますから、勇気を出して相談するのもいいと思
います。良い智恵が見つからなくても、聞いてもらうだけでも効果があります。

ひとりで問題を抱え込まないことが大事だと思います。「自殺」で検索すれば、
さまざまな情報があります。そういう情報を見ることで「苦しいのは、自分一
人じゃないんだ」と、感じるのもいいと思います。

僕が自殺を踏みとどまった理由の一つに、大量の読書があります。たくさんの
本を読むうちに、いろいろな見方や考え方に気づきました。そして話を聞いて
くれる人がいたことも、踏みとどまれた要素だと思います。

死のうと考える人には、まわりを見るゆとりがないのかもしれません。
残される家族や友人のことを想像できれば、踏みとどまれるかもしれません。
自殺する人も苦しいのですが、残された人の苦しみも想像したいものです。

誰かを恨んで自殺しても、その対象者は、なんとも思わないでしょう。遺書を
書いて、はっきりわかるようにしたところで、原因をつくる人には、そもそも
反省する機能がないかもしれません。

ひと頃に比べれば自殺する人は減っていますが、数の問題ではありません。
ひとりひとりの命が、とても大切なものです。

命を大切にしたいですね。



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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

死について考えることは、生きることを考えることです。
良い死に方をするために、良い生き方をしたいものです。

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