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    週刊「よりよい生き方」     NO.851      18.06.03
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○ ことばのちから ○


信頼していない人には、相談しません。

逆転の発想として、苦手な人に相談すると距離が近くなります。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


ビジネス書で「ほうれんそう」という言葉を見かけます。これは「報告・連
絡・相談」であり、コミュニケーションにも役立ちます。

風通しが悪いと、上司は「そんなことは聞いていない」と言います。早めの報
告や連絡は大切です。トラブルも小さなうちはすぐに解決しますが、大きくな
ると時間と労力と信頼を奪われます。また相談すれば、上司は頼られるわけで
すから、悪い気はしません。

通常は部下から上司への「ほうれんそう」ですが、部下への「ほうれんそう」
は、より効果が大きくなります。片側通行よりも、双方向のコミュニケーショ
ンがチームを強くします。

先日、コーチングの講演を聴きました。ビジネス界では有名な、車のセールス
をしていた人のお話です。その人は立場が上になった時、自分から「ほうれん
そう」を実践したとのこと。おかげで業績も上がり、その人は大手企業からヘ
ッドハンティングを受けました。

「ほうれんそう」は職場だけでなく、家庭でも役に立ちます。子から親への場
合もあれば、親から子への場合も、使い方次第で大きな成果が現れます。


親友の子ですが、学生時代はとても成績優秀で、自分が望む仕事に就きました。
その子が小さい頃、よく家に遊びに行きましたが、ユニークな教育をしていま
した。

子どもは、わからないことがあると「どうして」と親にたずねます。すると友
人は「○○ちゃんは、どう思う」と、子どもに考えさせます。いきなり答える
のではなく、子どもに考えさせたり、親から子に相談をしました。こうするこ
とで親子の会話が増えて、報告や連絡もしやすくなります。

上の立場からの「ほうれんそう」は、考える習慣をつけるのに役立ちます。
立場はちがっても、同じ人間として相手を尊重するから、「ほうれんそう」が
生まれるのではなかろうかと思います。

「ほうれんそう」はビジネス用語ではなく、人との信頼関係を強めるツールと
して使いたいものですね。


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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

その親友も奥様も、学校の成績は、お世辞にも良いとはいえません。遺伝より
も環境が大切だと思います。そして付け加えるなら、彼らは子どもへの愛情が
とても強いと思います。

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