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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 NO.867 　　 　 18.09.23
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○　ことばのちから　○


苦しい時は、新たな希望を見つけるチャンスです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


「怪我の功名」のように、災難と思われたことが、良い結果をもたらすことが
あります。悪いことがあったおかげ、ということがあります。

８０を過ぎた母が、３月に入院しました。病気は改善しましたが、今も月に一
度、経過観察で通院します。近くの病院では治療できないため、その病院へは
車で４０分かかります。通院日は、僕が半日休みを取って連れて行きます。

その病院から歩いて１０分の所に、母の同級生がお住まいです。入院中は知ら
せなかったのですが、退院後、母はその方に連絡しました。

母の同級生は、待ち時間に合わせて、３回ほど来ていただきました。１時間ほ
どですが、二人とも、とてもいい顔で話をしています。年をとると、なかなか
友達に会えなくなりますが、旧交を温められて母も幸せだと思います。


良いことの中に悪いことがあるように、悪いことの中にも良いことがあります。
ものごとは一面ではなく、全体的・多面的に見たいものです。

悪いことがあると、そこから苦しみが生まれます。
しかし冷静に観察すると、悪いことばかりではありません。
不幸と幸福は、いつでも隣り合わせなのではないでしょうか。

苦しみを知ったおかげで、新たな幸福を知ることもあります。
つらい経験があるから、ささやかなことにも喜べるのです。

人は幸せになるために、生まれてきたのではないでしょうか。
幸せを知るためには、不幸も知っておかなくてはいけない、と思います。

「苦しみの原因は、無知」と、言われます。

悪いことも、いつまでも続かないことを知っておきたいものです。
どんな暗闇にも出口があることを、知っておきたいものです。


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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

悪いことは教材です。
人は学ぶことによって、幸せを知るように思います。

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