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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 NO.894 　　 　 19.04.07
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○　ことばのちから　○


立ち止まってもいいのです。
振り返ってもいいのです。

苦しみの中でしか生まれない喜びもあるのです。


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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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○心のままに○


人生を全体として見つめると、良いことと悪いことの比率は、フィフティ・フ
ィフティでは、という考え方があります。現象で捉えた場合、どちらかが極端
に多いわけでもないようです。

もちろん事実に対する感じ方は、状況によって変わります。落ち込んでいれば、
良さに気づかずに通り過ぎるでしょう。気分が良ければ、悪いことでも厄払い
と笑い飛ばせます。

単純に、善し悪しで判断しない人もいます。目先の出来事に一喜一憂すること
なく、事実を見つめながら、気持ちを引き締めます。悪いことがあれば良いこ
とがあると、次を見据えることもできます。

順調な時に嵐の準備をして、逆境の時には、そこから多くを学ぶ人もいます。
心の持ち方によって、落ち込みも少なくなります。落ち込みが小さければ、早
く立ち直れます。また転んでも、ただでは起きない人もいます。

晴れた日も雨の日も、状況に左右されない生き方をしたいものです。
悪いことの中には、良いことのヒントが隠れています。
良いことの中にも、悪い兆しがあったりします。

もし生まれ変わったらと、思いたくなることもあるでしょう。
空想の世界に走れば、よけいに自分が惨めになります。
現実を捉えて、今できることに集中すればいいのです。

輝かしい過去を、懐かしむこともあるでしょう。
過去の出来事は、すべてが宝物です。
宝物があるから、人は苦難を乗り越えられるのです。

今の自分を肯定すればいいのです。
人は生き方を変えることもできます。

今のあなたのままでいいのです。


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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

新年度がはじまりました。人はいつでも、心を新たにできる生き物です。
新鮮な気持ちを、大切にしたいですね。

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